<2701>「おくれて、潜るものの声のした」

 マタア、が声を出し、、

 あたしはその声の振るしたに、潜る、、

 潜っているものの、うれしさは、

 潜っているものの、かなしさは、、

 今はここ、とばかり、、

 身体を合わせる奇妙さは、

 私はその時間へ向けて、、

 低く、低く、呼吸をしていく、

 身体の体温はどうだ、、

 物のごつごつとした手触りに、、

 私は接近し、

 そこで、

 音が鳴り始めるまで、待っている、、

 あなたはそこから来たのだ、

 知っている、、

 私は呼吸を求める、、

 

 なかの日に声を当てて、、

 私は、存在が、

 他にも渡され、

 少し自由になるのを、覚える、、

 そのまま、少し、きいていると、、

 あなたはどうやら、、

 ここを目指して、まがってきたようなのだ、、

 うれしい、、

 私は肌を付ける、、

 そこから吸えるものは何かしら、、

 あたしは息を吐き、

 徹底的にかわいたあと、、

 もののなかへ、身体を入れる、

 身体はあくまでもここのなか、、

 ここのなかはどうだ、あたたかいか、、

 ぐにゃぐにゃしているが、

 不思議と気持ち悪くはない、、

 あなたのそこの揺れ、、

 からだが頼みはじめたこと、、

 わたしの方法のさなか、

 私にも何かの方法はあるのだ、

 手触りを、頼りにするような、、

 それがあたしのからだであるかのような、、

 ひとつひとつの石を見、、

 からだとどう関係づけるか、、

 あなたは知っている、、

 あなたへ向けて、声を出す、、

 

 あなたはどういう存在なのだろう、、

 不思議を共有し得る、

 ただひとりの存在だったのか、、

 私はほうりだされていた、、

 いつも後ろを歩いている、、

 そして、

 汗をかいている、、

 この道のことを誰が記述する、、

 それは私だが、

 私だけではない、、

 月日がまともにそうさせる・・・