<3038>「内界は他者である」

 内界は他者であり、

 そこが吹き荒れれば、

 私は翻弄されるしかない、、

 じっと耐えているしかない、

 内界には、

 現実の嬉しい出来事や、

 悲しい出来事などとは関係がない、

 独自のリズムがあり、

 私は、

 訳の分からないタイミングで幸福感に溢れたり、

 悲しみの底に沈んでいたりする、、

 私は、

 やってくる嵐に対して、

 どうすることもできない、、

 

 だから、それが過ぎても、

 私は何かを克服した訳ではない、、

 それはただ、

 どうしてか分からないけれど、

 過ぎた、ということでしかない、、

 私がそうするように、

 そうなるように、さしむけた部分はひとつもない、、

 何かが、

 足りなくて落ち込んでいる訳でもないから、

 大丈夫、

 お前は出来ることがいろいろあるし、

 恵まれている部分も、

 いくらもあるのだという盛り上げ方は、無意味だ、、

 

 本当に、

 内界は他者ですね、

 そうしたら、

 私は閉じているとき、、

 内界に向けて閉じているのではなく、、

 むしろ猛威を振るう内界に、

 道をあけているのかもしれませんね、、

 その勢いたるもの、

 私にはどうしようもない、、

 

 私は、

 人を好きなのではなくて、

 自分の気分が、高揚したり、

 逆にまったく反応がなくなってしまったり、

 しているだけなんじゃないか、

 という気がして、

 しょうがなくなるときがある、、

 ねえ、こわいよ、、

 ねえ、あたし、

 どこに出るのだろう、、

 こんな穴のさなかに、いて、、

 しっかり汗をかいて、

 私は、

 どこへ行くのだろう、、

 からだにとって、

 翻弄させる先のあなたは、

 誰なのだろう・・・