しらずにあなたに語られる、
その細い不気味な糸の話を、
私は水が、ひっかかるように覚え、きいた、、
これはどこから私をほどき、
記憶を投げ、、
ここに来たの、
ねえ、これは、どこから来たの、、
私は、その信号の、
いちいちを眺めていた、、
どこかから流れていく、
その時間を追った、、
まだ、物質、、
私はどこか、
私は愛している、、
何を、、
嘘の意識、
私は眠れている、、
すくなくも、そこに用意された身体だ、、
私には、そうなのだ、、
それぞれが絡む、
もののなかに絡む、、
もののなかを遠い、
その分かれた速度で、
あたしは遠い、、
あたしはここに骨を下ろすだけ、、
そこここがぶつかり、
かわいたかろやかな、ねを立てながら、
私は、骨を下ろすだけ、、
そのひとつひとつを見てと、
あなたがつぶやく、、
私はなかへ、
まっすぐに入ってゆくものとして、
ここに存在しました、、
ここにいくつもの流れが、、
あつまって、、
即座に混ざりました、、
ねえ、この、
いくつもの匂い、、
あたしが入っている、
ひとつの界、、
ここはどんな液もゆっくりと垂れる、、
ここはどんな風景もゆっくりと巡る、
ねえ、こちら、、
からだのはてまで届かせてと、、
私に告げるものが、、
いま、界面に手を、、
ひとつの手をして、、
私はぶるぶる振るえながら見る、、
うん、
確かめようのある、、
ひとつの時刻なだけに、
私は気が巡る、、
からだばかりがあるところ、、
私は吹く・・・