かたい命のはしを直にその手で触っていた、
お前はその様子のなかで、
ただ、湧いているのを感じ、
ああなんだな、と、ずらずらと出てきたのだ、、
そこに通る声と、
まともなものさしと、
ひとの熱にふられてゆく姿・・・
あたしのその姿形、
なにを通る、その肌の、、
語りの形、
いまやもう根にやわく張っているのだから、、
さいしょうの歩、踏みよ、
あなたが道のなかへ見えていることを、
知る、
は、は、まなかから出でて来て、は、、
この長き声のあたるところへ、
お前さんと、
なにかものも滑る、
かたわらから明らかに溢れて出てしまう、、
そのはらい、、
その静かな命のはらい、、
私はひとすじの上になにかゆらと立って、、
ここを眺めるでもなく、
なにとなに、過ごしていました、、
はたから時刻などきこえ、
ものを揉み込む、仕草などが見え、、
あたしは、そのまま、、
この時刻へ増えていっているのでした、、
ささいな過ぎハ、
あたしははたに手をかけ、
ここの呼吸を掴むものと見える、、
どこからか湯気、
わたしは食物の、そのほのあたたかさのなかに、
紛れて、
ただ雲を掴んだようなものなのです、、
簡単に、一個として、置いておかれて、
自由に流れていくのだと思いました、、
たのものに触れるよ、、
わたしはあなたがた、
この、混ざるとも言わない、、
流れとも言わない、
ひとつの呼吸のなかに、あなたのひととおりの意識を、
集中させるものと見えました、、
全部にきこえている、、
この音がどうなのか、
私は口をアけていました、
流れなど全てここへあたり、、
次第に次第にそのあなたのなか、、
どこから来たのか、
いまはたでは分からない、、
私は蓄っていく、、
どこからどこへの印かも分からず、
非常な速度で、
蓄えられていくのだろう・・・