平面から、
まくろな姿をあらわして、、
私はそのかたんとした長い響きのなかに、、
紛れる、
あ、ここで生まれたことは憶えていない、
ここはちょっと前まで森でした、、
どこからきこえているのか、
それは森でした、
静かに染みていく、ただのあなたの声に、
浮、浮、浮、、
あれまたほどけて、すごい速度で、、
生まれてしまったらしいな、
あたしははしゃぎの、、
その、リズムのなかにいますけれども、、
私は過去に、
この瞳の存在のなかに、
まっすぐ入って、戸惑っていた、、
時刻が膨れ、
ぼこぼこと泡を立ててあなたは生まれる、、
コミュニカシオの線と糸の端、
あたしはどういう瞳だ、、
風がいつから静かになって、
あなたとともに動くようになった、、
はい、はい、、
あの砂に紛れて、
ひとつの呼吸をする、、
ふたつの歩垂れの、なかで、、
あなたは仏みたいな面相で、
劫から語りを起こす、
それをきいてだんだんに白い膜のなかへ入ってゆく、、
どうも、
私は不確かな人間だ、
身体を立てて、、
あれはどこまできこえているのか、
瞳に身体を溜めて、、
静かにのびている人々、
ああ、何故か、ここは、晴れた、、
いとしい様相で、
あたしは顔を入れる、、
顔を静かに彫り入れる、、
なあだんだんに、
尽きぬ響きがもう、
無音まで行き、、
わたしはからからとした笑いで、
すぐさま粒のしわざになり、
集まる、、
だれただれた、あのまま、、
きかれてあわすそのただのハになり、、
あれよ、あれよ、、
まだきにあたしは咲く、、
じりじりとヒを集めて、
咲く、、
あたしはその芳香に、、
まとまり、ただ白さ、ただぼうとした、意のなかに行く・・・