探してくれ、
今そこに挟まって、あふれたままになっていること、
探して、
遠くを見て、
今そこにさわぐものとしての、
この大きな身体を、
案内してくれ、、
あたしは身体が進み、
どこを見ているか、どこを探りつ進むのか、
私はここの呼吸なのか、
などと、、
静かな時刻に冷静に触れていながら、、
私はうるんだ、、
ここから自身が滑り、
自身が湧いて続く、、
ひとつの印になってきている、
誰がその隙間をアけにきたんだろうか、、
私は、
透明な入口に立ったまま、
生活の感触を掴まえて、、
ひどくここへおちてくるのだ、
なにが落下した、、
落下したままのひとつの粒、、
私の手に乗り、
古い声を出して、、
あなたは剥がれてきた、、
すばやい生きものを、
全身で捉えていながら、、
あなたは慎重に、古い声で、生まれてきた、
ああ熱が出たな、、
ここから得体の知れないマアクが、
ぞろぞろと出て、、
あたしはただ風が通る音を豊富に味わうだけだ、、
先に来たな、、
てらいもなにも姿になり、、
そのまともな回転のなかに来た、、
あたしの印の液だ、
わあと驚かれながら、
どこまでも普通人のように過ごそうとする、、
どこまでもその光るじはじはとした線の、
なかの響きをはっきりとつかもうとする、、
あたしは軽い、、
この風の通る音すべてに紛れられるぐらいに、
軽い、、
そこから剝落した、、
なにだか不安定な声のリズムが、、
あたしの自のなかで鳴って、、
いや、、
そのぼやぼやとした意識のなかに棲み、、
知らないものの拡大を、、
ただもう日常時と同じ地平でつかまえる、、
ただもう底で共通のうみに溜まり、
ほうと合流の息をなす、
ほうと時刻の線の、振るえてのびるところまで来る、、