<1932>「熱をうずめて」

 あとにしていたらさらさらと流れて今にいるかたちたち、

 そこからなにごとも漏れて、、

 かたちは振り返る、

 あるいくつの物事に触れてはたして生まれる、、

 はたして、独話づく、、

 快調という響きのなか、

 あたしは巡りのなかにいるのだ、、

 連れていたまま、

 連れていたひとつの身体のたとひがまた、

 絡まり、絡まり、、

 私は言葉の先のなかに線を結んでいた、、

 そこへ尋常様にならびながら、

 はたせる、、

 私は隙間から生まれさせることができる、、

 と、声をかけていた、

 なにだこの仕草が漏れて伝わるままに、、

 あたしはどろを、、

 

 この方途のなかに熱はうずまれると思うのだが、、

 かたくなってどこからほぐれたらいいのか、

 目の膜に会えて、

 はたして合わしてくるものどもの様子を、、

 あたしはひらたい、、

 あたしはその支えのなかでひらたくなる、、

 あ、平素、、

 あたらしいまのなかへ少し漏れてくる、、

 私にはそれもよく出来た場面である、、

 どこにいるのか分からないなど、

 一様の、声を上げて過ごしておくれよ、、

 あたらな日の振り、

 私は息を定める、、

 この場へ印字する、

 たれかこの線の上を渡れ、

 渡るとき、ありえる声を続けてください、

 なかへうずめてください、、

 あたしはそれをかきあわせるから、、

 

 この方、方という声のなかに、

 住まわせたあなたの、どこまでも踊るやら、、

 かなたのなかにあずけ、

 私は方、方と声を掛けていた、、

 このぼうやりとしたなにもののなかにはいれているのをよ、

 たらりたらり、

 たらりたらりとよ、、

 ぜんぜんだな、振るえて、ひとつの底にはられこむ、、

 底にはられたらまただ、、

 ここはただの熱になってくる、、

 あたりまえに溜まって、

 続きのなかに、過ぎているのをよ、、きてきて、、

 あたしは歓迎をどこか関係のないものとしてつらまえていた、、

 ということは、剥がれる、、

 剥がれた人という時への音の混じりかた、、

 どこから円をもらう、、

 どこからあらたになるのかしら、、

 熱時間に、

 しきりに触れているいま、一様のどこから、か、はられる・・・