噛み合わされたそのなかに巡り、、
私は目をひらく、
こんな声なとどこまでも響いて過ぎていけ、、
私は駆ける、、
どこというあてもない、
私はそのにちの影に静かに参ずるだけだ、、
ここは、静まり返っている、
私は呼吸だけをする、
どこへ来る、どこがこの誘いを寄越す、、
好きなように揺れながらだが、
私は印のなかへ手を散らす、、
そうして音のなかに入り、
まぎれて、
幾分かまぶされたまま、
また生まれてくる、、
まもないいのち、、
ままあることの行き来、、
分かれる、、
私は印になりここに彫れたぞ、、
光をひらき、、
今は肌にきこえるものを徐々に増やしていくところなのだ、
身体、身体、
一体この線はどこから、
体内温度はどこから、、
この感興はどこから、
歩みは、
どこから成分になり、、
ひとのしるしを獲得していることになるのだろう、、
線と共に踊る人たち
あたしは糸のほどける先に、
ひとりの命を繋ぎ合わせて、、
今にそうして当たり前に立っていたぞ、、
誰か声を寄越す、、
静かにこちらへ放ってくれ、、
あたしはまぶされるから、
続け続け、、
不安定なつるの先に指が当たる、、
あたしは生まれるときの枝に、
ひとりでついていた、、
たらりとたれていたのだな、、
なにだ、その粘性か、、
私が留めている記憶の粘性のことだろうか、、
吹いて、
かみあわせて、、
静かに染みて来たのだろうか、、
線と共に踊る人たち
私は遠方からこの揺らぎを受け、、
静かにそのなかで生きました、、
ああ届いたな、この声、、
今に見えて仕方ないいくつかの物音と、、
私は、触れていた・・・