彼は触れた、
およそ湧いてきたものの、
それぞれに入り、
私はまた、違う時日であり得ていた、
揺らぎのなかの人、
外で話そう、、
話すべきなにものも持っていないけれど、、
どこまで行く、、
この人が出した声など例えば、
どこまで行くのか、、
喜びをその水面から、さらに深く、
深く沈めて、、
あたしは立つ、
泡で一切が過剰になりながら、、
それは、そこにあいた穴として、、
静かに控える、
私は、
この人の、笑みとも何とも言い難いものに、
まっすぐおりてきて、
それで、その腹のなかから膨らむ、
ムクウの音に、
静かにはりついていました、、
ボウン、
ボウン・・・
私はまた深くする、、
すすんで引き受ける、苦しみを頼りに、
その白い、光る線を追い、
また深くへ、、
一つの行く日の、
ひどくけったいな、、
私は自分の身体に紐を巻きました、、
どこまできこえているか分からないのだけれども、
その紐の音、
身体の音、、
もっと奥の方、
全身が溶けてなくなる方まで、、
足を運んでみませんか、
あるとき女の人が私のそばで
お前のことも蹴ってやろうか、
と言いました、、
そのとき私はつきあげるような振るえを感じた、、
ええどうぞ、どうぞ蹴ってください
とは言えなかった、
ただわたしは黙って、
この楽しみを私だけのものにしてしまうのだった、、
像は、
救いの形をしているから嬉しいのではないのです、
像は、、
別のところに入口があり、
その扉のところで、、
誰のものともつかない笑みを湛えているから、
私と同じ顔だ、
私は嬉しくて、この顔の中へ、入ったことがある、
と思えるのでした・・・