あなたがここを、
現実から剥がれている、と判断したとしても、、
それは普通のことでした、、
私は明らかな装いのなかに、いて、、
ここは一点に熱を持っているだけだ、ということ、、
を、、
姿とともに伝えている、、
ここは、余計なものが何もありません、、
ただひたすら、
その通路をアけようとしている、、
私はその口へ混じろうとしている、
びりびりと、あなたの振動域は鳴りました、、
私は、耳を傾け、
存在の、底に据えるべきものを、
新しく触っていました、、
あなたは、具体的な、量を信頼していました、、
私の声の波や、
生きている黙り方を見て、、
ボウとするなか、
正確に、
このものごとのなかの量を、はかっていったのでしょう、、
私はここを最後の場所に選んだことを、
間違いだとは思わなくなりました、、
あなたは、壁から来るその記憶に、
もう、半分以上も入り、
そこから、水を汲んできていた、、
あなたは静かです、、
じっと底に、火を送りながら、、
あなた自身が通路なのではないかと思うほど、、
あなたは静かなのです、
こんな場所は、しかし、
不思議でありながら、
しかし、現出するより仕方のなかったように見える、、
私がここに寄せられてこない理由など、
どこにもないように思える、、
あなたは、姿が、虚そのものだ、、
器のなかに、
あなたと私とが等分に垂れている、、
また、あなたはここで、
驚くほど穏やかな顔をしますね、、
ずっと淵に立って、
この光景を、見つづけているのでしょうか、
そうすると、どうしても、、
光は穏やかになるものでしょうか、、
あア、私はここで初めて生きる、、
この冷たい切断に触れて、
あたしは、新しい呼吸が入った、、
あア、こんなに事物は、
存在が鮮やかで、、
私はそこに幾度も触れてきた、、
そこに言葉と心を置いてきた、
のだな、、
私は こんな線の上で振るえて、
あア、もう火になれる・・・