静かにあなたが燃えているのだけを、
私は見ていた、、
前方に、深まった手の時間が見える、、
あなた、、
全ての欲を、
全ての時間を超え出てやろうというそのたくらみが、、
どこまでも業欲なのを知っていますね、
知っていて、なお、、
あなたはそうして、黙って、水をカエている、、
私は黙って座っているしかありません、
いたずらに、
生きた後の人のことなどを、、
身体へ向けて、問うような、、
私の仕種が、どこにあったのか、、
それがこぼれたときには、、
もう、
あなたも水も、あたたまっていて、、
もうヤワらかくありました、、
あなたのその欲の話は、
私もおもったことがありますよ、、
これで、しかし、、
静かな水の中に沈んで、
一音も立てないような場所に来ると、、
私には何も、
欲などなにひとつもないという気持ちになります、、
しかし私の水は、、
その感情の、もう少し奥で、、
だんだんだんだん熱を、持ってくる、、
私は熱いことはないのです、しかし、、
もう火にしか見えない、
と衆人に、思われるところまで来たのかしら、、
あなたはそうです、、
それは私もそうなのですから、分かります、、
あなたは現実が剥がれて、
そこに水が、
あたたかい水がこぼれていく場面を、
当たり前に描いている、、
ものぐるいでしょうか、
いえ、なにも、、
無理に否定なさらなくても良いことです、、
あなたも、
このだだひろい道に、、
自身の行を作った、
行を作ったら、
それは断絶がまた深まったといってもいいのかもしれません、、
何かの為にする訳ではないのですから、、
ですから、
もうひとつ通路を、、
静かに、心地の良い風が通う、
ひとつの道を、、
用意しておくと、いいとおもいます、、
あなたもまた、
底の方で、、
水の温度が高まってくるのを、完全には知らずにいるでしょうから・・・