<2008>「陽に当たる体姿」

 房の中にあなたの記憶を置いておいたぞ、、

 なに、

 そこからどこまでも潜れるというのか、

 私は糸を握る、、

 見知った方向へ、ひとつの光線で、、

 私は入った、、

 私は例えた、、

 これは暗裏にひそんでいく、、

 ひとつの生物の流れではないですか、と、、

 ひんやりとした行き来ではないですか、と、、

 私は顔を上げる、

 もう、こんなに粒が増えていたら、

 それを浴びるだけです、

 静かに流れ込んでください、、

 と、、

 この物事のなかへ誘う、、

 

 あたしは剥がれて、、

 みのはなのなかへください、

 みのただなかへくださいという声、、

 あらわれたな、

 匂いが、この空間の裏へ溜まる、、

 あ、

 みしった場所へまた、粒が運ばれた、、

 あたりまえの仕種のなか、

 増えたな、、

 あたしは天日のなかのただ一枚の身体、、

 晴れ交わして、

 なにだか、

 そのシステムの日差しのなかは、、

 文字が見えにくかった、

 あたしは音のなかへかえる、、

 身体には、いくつもの音が残存していたのだ、、

 あア、響きがする、、

 からだがまた生まれる、、

 等しい熱が来い、、

 あたしのふるえの中心に、

 来い、、

 またかぐに足るものが、時間の端、、

 遅れて、、

 どう、ご、と溜まる、、

 ははア、きいた、きいたぞ(これだ)、、

 私は絡まっているんだ・・・

 

 えい、、このはたべへ来た、、

 揺らぎながら来た、

 私は一枚の印を置く、、

 天日は、どう読むんでしょうか、

 私の只中に、、

 この形があればいい、と、、

 思い、、

 もう、裏側まであたしは、、

 ただの線だけを、見せていることになった、、

 あ、あなたの束は、

 天日を知っていますね、、

 えい、えい、もう、それはそこまで・・・