<2019>「立って、熱のなかへ帰る」

 手を広げてみている、

 粒のなかをみている、、

 私は、ひとつのかたまりから、かたまりへ、、

 なにだかしれないが、

 よくかきまぜる動作で、、ハ、ア、

 お前は、

 おかしくなるというイメージに、寄りかかるのでなしに、、

 この夢の風景を、

 夢を自然だと思いなさい、、

 あなたはこの剥がれた、

 青過ぎる空が合っているんです、、

 

 この青が過ぎる剥がれた自然に対して、、

 私は上手く内部の底に、

 あたたかい水を送り、、

 そこから声を戻してくる、、

 ね、、

 この生きているものの妙な熱は、、

 ゲームではないでしょう、

 私は内官から生まれた、、

 この網組織、

 ひとつの泡がその意を汲んで、、

 ホウけさせる成分を、

 底に、しっかり含みながら、、

 浮上して、

 長く、生まれてはわたしの粉と一緒になる、、

 生まれていた細い糸から出来る葉は、

 私の器官ですか、、

 あなたはそれを知るべくここに来たのですか、、

 なにを、立っているんです、

 私はあなたが送るその風のなかで、

 無感へ、帰るんですよ、

 あたしはそのふくらみへ帰るんです、、

 もっと先だから、

 もっと含むものの音がするところは先だから、

 

 無量から立ちなさい、、

 あなたはその地点の、、

 あまりにただ事物が、がらん、

 と置かれているのを見て、、

 幾秒も幾秒も驚くことでしょう、、

 そうして、しかし、そこがただ静かなだけであることにも気がつき、、

 なぜだか、運動の力も、得るところです、、

 私は、おそらく、

 はしゃぎを排除した訳ではないんだな、、

 それは全部、中に預けて、

 そっくり熱にしてしまった、、

 秘密やなにやの類はなく、

 あたしは、自の立つ場所から、、

 しずかに肢体を連れてきた、だけなんだ、、

 妙に、(そう妙に)、あたたかいんですよね、、

 私は触ります、、

 しかし、その場所には、別の熱時があると、

 ひたすら感得することになる、、

 ホウ、ホウ、、あなたの道はまたここで生きたと・・・