<2013>「あれは何の影か」

 集合する線へ向けて、、

 私は言葉を掛けている、

 なあ、ここはどこなのだろう、

 さあ、

 線の上に、生まれついただけです、、

 アナタは陽気な、

 そのひとつの印でもってここへ混ざるのだけれども、

 この興奮を、

 私はひとりで飲んでいた、、

 なにか訳も分からぬまま、

 この方向のなかでそれをひとり飲んでいたのだ、、

 私の声がきこえるか、、

 アナタは、長い時間から、

 この場所を捉えるに違いがない、

 

 私はこの地平に真っすぐ声を掛けていた、、

 どこからこの速度は来たのだろうね、、

 今に知れるかしら、、

 私は時間のなかで傾いた、、

 想像する部屋から、

 仕草をし、、

 私に身体を寄越しているもの、、

 ハ、

 お前はこちらに来い、

 お前は静かなままで、こちらまで、、

 まっすぐに来てくれないか、、

 私は言葉を失った、、

 身体の流れを知り、

 ここに、まっすぐ立っているよりほか、

 仕方がなくなった、、

 当たり前の声に合わせて、

 ここに生まれ続けている人なのだな、、

 あなたはそうなのだ、

 回転の姿にかかわり、、

 ひとりで増えている、

 ひとりで漸次増えていくのだ、、

 

 ここにまとまって招待されている人、、

 あなたはこの量のなかで生まれ、

 静かな景色のなかにかえった、、

 私は続き、、

 このはらのなかへかえった、

 どこから見つけてきたか、、

 私は夢の中を動いていると思うことがある、、

 なんという場所だろうか、

 と思いながら、

 ここへ来ていたりするのだ、、

 あれはなにのかげか、、

 私は知っているだろうか、

 その声のなかにまとまって入ってくるのだろうか、、

 知らない、

 あたらしい皮はこの場所を、

 どう掴まえているのだろうか、、

 私はきいてみたい気がした、

 この沈黙のなかでも、

 それをただきいてみたい気がしていた・・・