<2006>「イマキの信号は、忘時を知るか」

 イマキの振るえを感得する、、

 その人はたれの振動で、この時刻を用意され、

 ついに私のなかに映っているのだろうか、、

 忘音、

 ただの形をともない、、

 あたしはなかであたたまる、

 どこからの姿か、、

 私は続けて、確かめながら、、

 身体を言い当て、

 このハのなかに帰って来る、、

 ア、イマキ、、

 私は信号を読んでいた、、

 なにだか身体の熱も、ここいらに、

 すべて含まれてくるようなのだが、、

 私は声をして、

 ここに通じてくるものへ、

 まともに視線をやっている、、

 あ、欠けハを通じて、

 もっと先へ来てくれ、、

 

 たる、そして、次第に渇いてゆく、、

 またこの小時刻のなかに、

 住んで、、

 熱を発しつつ生きていく、、

 身体は忘時、忘音を、、

 知らないだろうか・・・

 私の疑問はそこら辺にあった、、

 この器官は、

 どこかではしゃいでいるのだろうか・・・

 私にはそれは定かではない、

 ただこの放出量によって、、

 一個の信号の、

 複雑な中味を、感得するだけだ、、

 ア、揺る生、、

 まあたらしく生まれて、何か角から、

 次第に、時間とともに、、

 染みてきてはくれないか、

 私の忘時、、

 

 不明の膜の中にいて、

 点滅する言葉を発する、、

 お前の肌のついた、その忘時は、、

 どこから声を集めてくる?

 さア、

 わたしはこのあけらかんとしたものの、

 端に座っているだけですから、、

 あたりまえに内部へ、

 あたりまえに繋がり、、

 私は、同じ表情をして、

 ここに静かにのびて、生まれてくる、、

 わたしは知り、、

 あくまでここで溜まるのを見る、、

 は、知っていたな、

 時刻などここにあって、、

 あなたは知っていたな、

 限られたその質量のなかで・・・