<1999>「一本の線の形相」

 この泡が立つ音をきいたか、、

 あ、心拍、、

 ものの表情の愉快さ、、

 私はこの姿のなかに、、

 欠けハをひとつふたつ忘れて入る、、

 こんにちは、、

 私はまだ眠っています、

 急に時刻から漏れたから、、

 ひとりで驚いていましたよ、

 そうか、、

 私は生きた肌のなかから、、

 要素が溜まった、

 粒が一定以上溜まった、、

 ですから、、

 また例のように、ホウとやってくれませんか、

 という声を、

 素直にきいていただけなのです・・・

 

 印が出たんだな、、

 静かだ、静かだよ、、

 あたしは奥へ生まれて、

 このじっと、喧騒のなか、

 華の光量を見留めて、、

 跡を、跡をツける、、

 私は複雑に糸が集合しているらしい、、

 信号の無数時、、

 点滅のさなかへ、、

 交わして繁る一つの系が、、

 揺らいでいたんだそうです、、

 あなたは言わば、

 単純な動きに集合している、、

 単純な動きに収斂している、、

 ここの身体をききますか、、

 轟音はどこにもないでしょう?

 あたしは静かなんです、、

 内部の喧騒を、

 腕へ走る水の道がひたすらに受けているだけでした、、

 あなたは巡ります、、

 奥へ、奥へ、、

 ごらん、、

 ここが華の溜まるところです、、

 なにだろう、

 液があたたかくて・・・

 

 辿る、、

 時日がここから混戦して、、

 あたしはアか、ウン・・・の、集合になる、、

 呼吸が端から垂れて、、

 私は、どこへ繋がる、、

 身体が存分にあったまるが、呼吸よ、、

 お前は喧騒の跡を、そこここに留めているな、、

 ははは、

 は、

 静かな声がした、、

 そこの、、

 柔らかな日常線、、皮膚が映る・・・