<2001>「プウルは零語だ」

 あたしは知らぬ先から、、

 このプウルのなかに入っていた、、

 一切は、読み込まれている、

 情報はひとり、ここを生きる、、

 なに、わたくしの仕草から、

 順に漏れて、、

 なんどか、そこで生まれているのが分かる、、

 な、

 プウルは零語だ。

 ここには、仕草から、、

 振動を覗いたものがある、、

 人が華やぎ、、

 私は列に連なっていた、

 

 打刻する、

 響きの根のなかにお前は豊富な姿を用意して、、

 あたしは、、

 次々にその輪の中に続く、、

 ひらたいヒを見ろ、

 時刻を見ろ、、

 ここに住んでいるのじゃないか、、

 分けたらひどく揺らめいて、

 あまりに慎重な響きが出るのじゃないか、、

 私は育つ、、

 この低速のなかの音、

 停止と見紛うほどのものの音の、

 零語の響きを、内官に受ける、、

 はあそうか、、

 順に来たな、、

 細かな糸がどうもあちこちに、

 織り込まれている訳のところへ、、

 あたしは改めて住んでいく、、

 おい、ここは静かなヒの人々、

 よく考えたら、、

 変化ともなにともつかない、

 一重の、知らない呼吸が、

 どうと出て、、

 私は育っている、、

 また、また、、水を含みに行っている、、

 

 どうれ、、

 知らないあいだに、

 生まれていた人々の、、

 姿が真正面に映るだろう、、

 あたしはそこから来たんだ、

 光量を、

 な、もう少し頼むよ、、

 私はステップを踏む、

 声でもなにでも漏れていく、、

 なにだ、ホウとした、、

 私はもうホウとし始めていた、、

 この内部で生まれて、、

 後はヒのなかに、混じってしまえればそれで、、

 や、

 メッセージがきこえる、、

 私は育つものだと、零のプウルで・・・