あなたの背中が熱を持ったまま、
一点に停止してしまったように思えた、、
私は無時間を掛けて、その映像を見ている、、
あたしが揺れるところ、、
あたしが勢いになっているところで、まっすぐ、、
は、肌だ、、
次から次へと生まれて、
ホウと穴がアき、声がし、、
私はただ物事のなかの顔に接近する、、
どうしてこうも私はいくつものことを読むことが出来るのだろう、、
あなたは振動しているという感じでもない、、
なにかを嘆いている風でもない、
笑んでもいない、、
なにだ、なにだ、、
あなたの表情はどこに生まれ落ちているのか、、
手は冷たく、分厚い、、
私はまた見ていた、
こんな無時間があったか、、
はしゃぐ気持ちも、
敬虔な気持ちも、今ここにはない、、
たださわぐ粒子の時日、、
語らいのなかの核、
何が溜まり込んだ訳でもない、もののところへ、、
あなたは見えている、、
それに照らされて、、
あたしは経過しないものの表情と、
同じものをいくらか容れていたのだろうか、、
そこには陽が舞う、
そこには長い時日が、、
あなた含みましたか?
あなたは生き物の、
内側の毛をゾワ、ゾワと持ち上げさすものがない、、
なにもない、、
ただ静かな光線だ、
それも、ゆるやかに黙らされてしまう、、
ほんの僅かな光線だという気がするのです、、
どこから来たのですか、
無時間の肌は、どうなっているんですか、、
華やかであるのだ、、
どうしたって、あの眼はそうなのです、、
宇宙は内にあり、その方が近いのですから、
そこに潜るのが先なんだ、
と、あなたの肉声の外からは、
そんな響きがいくつも届いていましたよ、、
私はこの揺れを、文字盤に、、
声帯に、、
黙して刻んでおこうと思います、、
いつもこの音が鳴り、
私の耳に届くようにしようと思う、、
ここに人が並んで、
ふたりで入ることはできない、、
必ずひとりなんです、、
道はそこにしかないと思います・・・