<1993>「青い点滅を拾う」

 身体の住む場所が、、

 今やはっきりと、線の束になっている、、

 私は、揺らぎながら、

 その映像を眺めた、、

 私は、ここに呼気を置いて、

 日に等しく、咲いている、、

 誰の膨らみ、、

 あたしがあいだで眠っていたところ、、

 ものが染み、、

 あるはたらきが過ぎていくのだ、、

 ここは火照る、、

 ここはあたたかい、

 ものの印の先を舐め、

 時間に、線が通った、、

 

 まくろい、、

 そのホウとした空間に、、

 私は一音一音を、

 粒のように連ねていた、、

 ここが原初、ここが原初、、

 そのはじきの仲間になるさ、

 はははハ、

 どの管から漏れた、ひとつの空気の量だろう、、

 まっすぐ見、

 そして振るえていた、、

 あたしは温度、

 あたしはひらたく駆け、、

 過去一量の温度、

 もののなかをさぐる、、

 あたしは肌のなかで、

 溺れながら生まれる、、

 これは振動なんだ、

 かたまりから直にきこえてくる声、、

 振動なんだ、

 私は糸を掴んだ、、

 時間が経つと、

 手の中で柔らかくなっていた、、

 ア、回転なのかな、、

 時刻はちょうど、ここのように、、

 細かい粒が、揺れながらなのだが、、

 ひとつの声の糸、、

 私は手繰る人だった、、

 

 ねえ、そこから見えるの、、

 声の端なの?

 なんだろう、、向きを変えて、

 振ってみょうか、、

 あなたはどういう情報ですか、、

 という、、

 そこに青く点滅する、、

 なにだ、ト、ん?

 これはこっぱか?

 ひとつの波の印が刻まれ、、

 そこから、

 姿は、青い光を持つ、

 なにだかな、ひとつ舐めてみょうか・・・