<2012>「招ばれて、爆発する」

 お前は声という声を集めて、、

 そんなに遠くにいるものだろうか、

 緊張した線だな、、

 どこまでも、果ての方までのびで、、

 軽やかさが、

 あたしは、ひとつの船を、、

 目掛けて、

 ア、何事かを言っている、

 私は語らい、、

 その小爆発のひとつひとつが、

 のちのちまで熱を持つのを知っている、、

 私にはその声までもがきこえてくる、

 ア、

 

 四つの夜と、

 四つの揺らめきを経過して、、

 あたしは諸方から、

 溜まった声の隙間の、

 沈黙を招ぶ、、

 沈黙は私のなかで爆発する、、

 あ、

 ・・・

 ア・・・

 もっと、こちらへも、その熱をクダサイ、、

 あたしは方途のなかで完成しました、

 こんな、ひとつの振るえた線で、、

 あなたが底の方から見えてくる、などということは、

 きいたことがない、、

 あなたは蒸気みたいな人ですね、、

 やっぱり、ソウオモウカ?

 あたしは混戦しますよ、、

 メッセージというメッセージ、、

 真っすぐに、手をヒライテ、

 さ、そこから私などは読まれてください、、

 あんまり簡単に、きこえてください、

 ト、ひとりがつぶやく、、

 

 なんだ、、

 ぞろぞろと この生命時のなかへ来て、、

 あなたはどこから増える気なんだ、、

 私はまっすぐに見つめ、、

 そこで発話する、

 なに、私はここで、

 静かに気をひらいてくるの、、

 ここからどこまでもひらいて、

 小さな声を結び、、

 ア、なにかあたたかいものにあたった、、

 あたしはなにも、

 ここでただ膨れていただけではなかったのかもしれませんね、

 時間が回転し、、

 その、あいだから来る匂いが、、

 至極当然に、あたしを招ぶだけなのかもしれません、、

 ハ、

 私は別景色に戻りました、、

 いくら探っても、

 どうやらここにまた、身体の一部が、浮上するようなのです・・・