<2005>「液の遅滞に触れる」

 なにだか細いところから、

 あたしは垂れて、、

 もののみごとに、焼けて、ひらいている、、

 このヒのさすところ、、

 私はウオウオ、と、声を上げて、、

 この光のなかへ、、

 今ついに混じろうとしている、

 今ついに混じるものと一体になって、

 ひとつの声を完成している、、

 あたしはどこから?

 この完成したものの根動きを、、

 捉えることになりますか、

 あなたがいちいちでその果てに来て、、

 となえるものの、振幅の中に、

 入ります、、

 振の、その姿のなかへ、、

 

 あたしはなおこの時刻に裸だった、、

 長い時間にいて、、

 どこまでも裸だ、、

 遠方から声を渡せ、

 そうそこに、そっと生きているヒの、、

 物事のなかを渡せ、

 と、、

 しずかにささやく、、

 ああ、今あなたは時刻のなかのふるえを見ているんだ、、

 次々に欠けハが来る、、

 あなたが増えて、

 その姿のなかの自に、、

 まっすぐ立って振るえていますか、

 どうなのでしょう、、

 このすざまじいヒの生き方、、

 この方途のなかに、

 生まれる仕方を見た青い生命時の、

 あなたは、

 どこへ回転して行きますか、、

 私はぼやけて、

 そのなかで生まれて、、

 この泡のなかへの発話などを助ける、、

 あ、手だな、、

 こんなに水がついて、なお、

 沈黙して、生きている、、

 

 裸の仕草のなかに続け、、

 わたしは割れて、、

 その液の遅滞に触れる、、

 液は泡だ、、

 泡の匂いから私はどこに招待される、、

 ははハア、、

 アの、身体のなかのメニュウが、

 ゆるやかに出たぞ、、

 あたしは突然、、

 この時刻のなかに生まれたのだが、、

 この豊富な、、

 熱のヒはなんだろう、、

 粘度が増してゆく、ここは、ここは・・・