いつ頃そうなったのかは忘れましたが、部屋の物が整理されていて、自分の部屋がなるほど広々としているように感じられることが当たり前のようになって久しいです。というのも、前までは(どのくらい前だったかはよく分かりません。5~6年前でしょうか)、足の踏み場が無いくらいに、教科書やら書類やら衣服やらが、部屋の床に散らばっているような状態だったのでした。
何故それが、転換点は曖昧ですが、急に片付けられるように変わっていったのかを少し考えてみたのですが、おそらくひとつに、
「部分を見る」
ことが出来るようになったことが挙げられるのではないかと思っています。つまり、散らかっている部屋を全体として捉えて、
「とてもじゃないけど、この部屋を片付けるのは嫌だな・・・。」
と考えるばかりではなく、
「この教科書類の一部だけ元の位置に戻せば、申し訳程度に片付くのかもしれない。」
と考えられるようになったということです(勿論、そのように考え出してから、実際に実行に移すまでは時間がかかったような・・・、と自らの記憶が曖昧ながら思い出されます)。
いかに散らかっている部屋であっても、部分々々を見て、日毎に少しずつ片付けていくのならば、足の踏み場が整うほどに部屋が綺麗になっていくのは時間の問題です。
また、部分々々を見ていけるようになったこと以外の要因として、
「整理されていく気持ちよさ」
を覚えられたこともひとつ、大きかったのかもしれません。
部屋を散らかしている当時は、散らかすことの心地よさばかりを知っているような状態で、まさか、片付けることにも同じような心地よさが存在するとは、そのとき思ってもみませんでした。
案外、片付けるという作業は、「楽しい」という要素も多分に含んでいるように思われます。