<3563>「所感(174)」

 身体の緊張のありかたが以前とは変わり。

 

 緊張する場面では適切な量の緊張を取り出し、そうでない場面では和らげる、という身体操作がよりスムーズになった。

 

 結果として、今まで自身の緊張の持続によって無理くりなし得ていたことが、できないようになった。

 

 なので生活設計を見直さなければならない。

 

 

 今までは、その日の課題が残っていた場合、そのことによって緊張が解けず、夜いつまでたっても課題が済むまでは眠くならないような身体だった。

 

 なので、課題が終わっていなくとも、夜にいくらでも取り返せる、何故ならそういう状況では全く眠気が来ないのだから。

 

 と思っていた。

 

 ところが最近、課題があるないに関わらず、緊張のスイッチはパタンと突然切れ、強制的にリラックスのスイッチが入り、眠くなったら寝てしまう身体状態に変化した。

 

 これはちょっと驚きだった。

 

 昔自分の妹が、明日大事な試験でまだやることが控えていようが、出さなきゃならない宿題が終わってなかろうが、眠くなったらストンと寝てしまうのを見ていて、過緊張の解けない私は、妹が羨ましいやらなにやらという気持ちだったが。

 

 ついに私自身もその境地にまで至った。

 

 

 これは、緊張に縛られ続けた私にとってみればとても嬉しいことである。

 

 そして上述のように、その緊張を利用した間に合わせのテクニックが使えなくなったので、一方少し困ったことでもある。

 

 まあよろこびの方が大きいが。

 

 今までのように、まあ夜に間に合わせれば大丈夫でしょう、というスタンスではいずれ事故を起こす可能性が高い。

 

 なので、今後は、夜疲れきったら突然スイッチが切れてしまう身体であることを前提とした物事の進め方をしなければならない。

 

 外出とか、家での細々としたこととか、全ての基準を見直す必要がある。

 

 時間は掛かったが段々人間らしくなってきた。