<3493>「速度、お前は豪火」

 あたしそこに滲む、

 次から、

 次へと、、

 そこに染みて、

 次々に、

 立ち上がってくる声だ、、

 お前が、

 それを見る、、

 僅かな速度で、

 それを、

 ここら辺り、用意する、、

 そういう時刻に、

 あなたは居る、、

 あなたは居ながら、

 ここ、

 回転体と、、

 ひとつずつ滲む、、

 この声、、

 

 この速度、

 ああ、

 お前はいつまでも、

 どこまでも走っていていい、

 留めだてをして、悪かった、、

 次々に溢れてくれ、、

 落ち着いて、

 からだのなかに来てくれ、

 そうして、

 これら勢いの、

 次々に、

 入ってくることを望む、、

 そのような態度、

 そのような姿が出来上がる、、

 お前さんはと、

 からだはよばれ、

 ずっと声を掛け、

 ここ、

 均等にばら撒かれた、

 一切を拾おう、

 お前は拾おう、、

 お前は量になる、、

 お前は雪崩になる、、

 お前は豪火になる、

 

 かたちよく見えて、

 いまここの流れ、

 お前は、

 性を持つもの、、

 お前は、

 時刻を持つもの、

 通りながら、

 身体一辺倒、、

 かぞえながら、

 それぞれの声、、

 それぞれの秒間、、

 それぞれの肌・・・