<3070>「踏んで、踏んで、滲む」

 今、

 同じ身体に見えているものは、

 それぞれ、

 私の時刻かもしれない、、

 今、

 からだにはじまるのは、

 同じ日々かもしれない、、

 あなたは大きなプウル、

 それも灰色の、

 大きなものを持っていて、

 そこへ、

 手当たり次第に現実の、

 おそれにつながるものを、

 まぜていく、、

 

 それらはすべてフェイクだが、

 あたしはどこ、

 あたしは水の底に、

 存在と、

 現実とのつなぎめの、

 疑問を持ちながら、

 絡まっている様子を見る、、

 そこからわくものひとつひとつ、

 あたしの呼吸に参与する、、

 誰だここを呼吸するもの、

 あたしは、

 ほんとうにひらかれているだろうか、、

 どこか、

 しらない場所へ、

 あたしの液はたれ、

 たれてたれてたれたまま、

 あなたは日を数える、、

 ただ、

 内時にあって、、

 あなたを見つめるしかなかった、

 その日を数える、、

 あたしは複数枚、、

 もっと、もっとと、、

 何かを重ねる、、

 あたしはどこへ行こうとする、、

 どこかへ行こうとしない、

 この場所を踏んだだけ、

 踏んで、踏んで、

 踏んでいると、

 しらない色が滲み出し、

 辺りが回転し、、

 同じ夏の終わりに、

 違う力の人間になっているだけ、、

 

 あなたは道を踏む、、

 ここはいくら踏んでも、

 粉々にならない、どころか、、

 元気に盛り上がり、

 それに狂気していく私の、体力も、

 どこにある、

 どこから湧いてくる・・・