<2778>「案内が出るよ」

 あたしは身体らしくなっているらしい、、

 全ての響きも、、

 ここへこもっていくらしいので、、

 あたしはきいてみます、

 そして、

 もっとそのなかへ、、

 身体を混ぜてみます、、

 小さな印、、

 あたしはいくつもの形と、

 折り合ったあと、、

 この、

 ひとつの線の通し方を、、

 考えている、、

 この了解の世界、、

 

 あなたは事とともにあった、

 どこまでも、

 同じような姿で、、

 あたしにはそのひとつひとつが見えて、、

 なんとも、

 回転の不思議のなかへ、

 あたしまぎらして、、

 あたし、

 どこから言葉をするのかな、、

 しらない、

 しらない糸が垂れてきて、

 あたしのなかに絡まる、、

 あたしは、

 解くでもなく、、

 その結び目のひとつひとつを、

 ぼうっと眺めている、

 決まった一箇所を、

 視線が掴まえて、、

 あたしは、

 ひとつ舐めてみる、、

 あなたの味の中にはなにかあるかもしれない、、

 しかし、、

 ただ、物だという以外の、、

 果てにある深さようのものは、やって来ない、、

 あたしは糸をさわる、、

 その絡まりの奥で、

 ひそかに眠っているものに対し、

 声にならぬ声を、かける、、

 

 ものが見えてくる、、

 訳の分からない速度で、、

 私のなかに、見えて、、

 とどまって、、

 ものがひとつひとつのことをなすのを、、

 わたしは内に含める、、

 わたしはからだのなかにたずねる、、

 これはどこの場所、、

 あなたが舐めたら、、

 その舌の続きから、

 案内が出るよ、、

 どうぞ・・・