<2192>「層は声をする」

 あたしはその空白帯にのび、、

 ひとつの線を伝えるもののなかに、

 どうにか入っていく、、

 身体は、

 どこからもこの流れを伝えていて、、

 私は驚いていた、

 かつん、

 、

 えい、

 そうなんだ、、

 その空白の隙間にあなたは、ちょうど、

 生まれていたところなんだ、、

 ん、

 なんだろう、印が、、

 よく見えている、、

 

 からだを寄せよう、、

 私は粒の中であたたまる、

 近い、

 なんだろう、、

 この内回転の、

 はっきりとした過ごし方、、

 私は明らかにここを見ている、、

 細部へ、

 すぐに来て、、

 どうしようもなく振動しながら、

 ここへ来ている、、

 私が印を見てここに出す声のことなど、

 それらは、

 はっきりきかれているとは思うが、、

 振るえる線の印に、

 声のあぶらはのり、、

 そのなかでまわる、、

 ハ、

 さそってきたんだね、、

 こんなところへと、どうしても来たんだね、、

 ひろがり、、

 ひろがるもののあいだ、、

 私は端の方に、

 そのひろがりをつける、、

 

 順に来たな、

 一量の身体、、

 あなたには悲しみがないだろうか、、

 かつて当たり前に歩いていたところたちを、、

 当たり前に歩いてみる、、

 私は層になったのだろうか、、

 遠くまで来て、ぼやけている、

 この層は声をする、

 、

 ?

 あなたはもののなかに手をいれて、、

 揺らす、

 揺るぐ、、

 ア、

 全体がその形、、

 からだのかたちを受けて・・・