<2969>「空白のなかでの身体のやり取り」

 生まれていもしない時日へ向けて、

 あなたのほう、という声が起き、

 当たる、

 四方へ、、

 あなたは目覚めのサインを受け取る、

 からだきばらし、、

 からだはなんのきないサインを、

 受け目覚める、、

 あたらしく吐いたり、、

 からだ痛めたり、

 休み回復することのなかに、

 新しい時日が、

 ひっそりと生まれる、、

 

 なかの様子、

 私はまた空白の場所に、

 気がついたら戻る、、

 ここがどこだか、

 はっきりと認識したまま、

 世界が、

 いつもより白いのを感じる、、

 あなたはどこから来たのだろう、

 私は、

 話したいことを持っているか、、

 私は、

 ただ命が、、

 複数の通路を持っていることに、

 少しずつ反応する、、

 ひろい、、

 世界はひろく、空白だ、、

 なぜか、

 知らない土地で、知らないまま、

 風を浴び、、

 風のなかで、、

 あなたの存在に近いものを、編み、、

 形にする、

 形になったものは、

 あなたの命に似た、

 しずかな風を吹かせる、、

 めいていなどしらない、

 複数の魂が、じっと、、

 この存在の立ち上がる場所を、見つめる、、

 からだたのしく、

 からだうつくしく、、

 

 あなたのからだと、

 わたしのからだ、、

 きいていることはおなじ、、

 ねえ、

 どうしてそういう様子なの、と、

 素直にきき、

 素直にふたつを混ぜていく、、

 ここには時間がない、

 この瞬間には空白しかない、、

 あたしは何に掴まっている、

 少しずつ溶けながら・・・