<2191>「地点の泡」

 身体のなかへ、順に来て、

 それぞれで歌える、、

 それぞれで流れる、

 私はよそを見たまま、

 ものごとのなかで息をする、、

 こんらんした、

 一体どこなのか、、

 一体この物事は何なのか、と、

 ひとり戸惑ったままでいるのだ、、

 ひとりの時間のなかで、

 私は歌い、

 私は惑う、、

 

 ア、

 知らず知らずこれは始まり、、

 私は物事とともにいくつもの、

 日のなかを通る、、

 私は晴れてここにいたはずだが、

 ものが通り、、

 私はこのなかにいて上手く息をついていたはずだが、

 身体はここ、、

 上手く揉まれていく、

 ここに、

 ひとつずつが含まれていく、、

 あれ、

 不思議な時間だ、、

 あたしはおそろしい、、

 あたしはおそろしくない、

 そのように、

 回転する月日のなかにいて、、

 訳が分からないまま、

 私は道を来た、

 ここが最後になるのか、、

 そんなことは思いもしなかった、

 そんなことはよく分からないまま、、

 ここへ来ていた、

 

 経過した、

 いくつもの地点が、、

 私には火に見える、、

 私には泡に見える、

 ここで身体を盛り上げて、

 それぞれで歌っている人、、

 続くもの、

 続く揺るぎのありかたに、

 まっすぐ身体をつけて、、

 その先に見えている人、、

 を、、

 しずかにここへ出したのだな、、

 ア、

 これは下にしかれているものなのですか、、

 どこから来たものか分からないけれど、、

 十分に揺らぎながら、、

 あたりまえにある、

 あたりまえに姿のなかにある、、

 様子が膨らんで・・・