そののちの、輪の描き方が、違う。
角度から、色合いから、なにから、
よくそれであなたが誰であるかを知っているだけ、、
よく分からない、
何が目の前で鳴っているのか、、
何がその、 新たな領域をつくっているのか、、
そうして、古い人として会うことはかなわない、、
私が、 ひとつの点で表せる、
そうして、細かな刻みが無際限に、
無量に入っている、、
私は今日新しい人となるようだ、
知らない古さが入って、
知らない表面を撫でていながら、、
褪せていることを確認する、 ひとつの目印すらなく、
私は、同じ場所で 同じ向きの風を受けて黙って立っているあいだ、、何も想起されないでいる、のを柔らかく、当たり前に思った、
日常性の輪郭の外側に座って、僅かに飲み物を待っている、、
手が、、身体の外に出て激しく現実めいてくるのを、、
隙間から眺める、
ここに、 温度を持たされている限りは、
正常な騒ぎが起こり、、
私はくぐもって、、
そのぼうぼうとした態度でにじみ込むだろうことを確認する、
少し、 外側を離れ、
小さな輪郭 を見つめなおすとき、、
少し、、私には要素が多すぎる、
もっと簡単で、簡素であればいいのに、、
そのまま、流れがあれば、、
当たり前に吹きこぼされて、、
音と泡だけが僅かのあいだ注意されるような、
新しい人がそばで(来たよ)、 という声を掛けた、、
ああ、そう、有難う、
しかし、私とも風とも関係がない場所で、、
こんな時間に、
誰と何を待っているのだろう、、
この人は何を、、
無量の点のひとつに細い指を掛けている、、
この人のことを、、
私はどこで覚えていたのか、それは分からない、
・・・
(来たよ)、
ああ、そう、そうだ、有難う、
仕草が、身体が、、微塵も動かなくなって、、
眼のなかに、、
時間がないこと、、
いくつも波が打ちつけ、、
無量の点と点のあいだを、 すみやかに行き来し、
ひとおもいに覆ってしまおうと、しているだろうところの、
まんまえにいて、、
しばらく動けなくなっている、