<2313>「無量に始まる」

 あれ、

 なにがと、言い、、

 ここに、

 流されてください、

 かわりかわるもの、、

 伝ってください、、

 私は、身体を、使うから、、

 ここへ、ひとつ、、

 あなたのそれぞれの動き、、

 ひとつひとつ来る、

 あなたのそれぞれの地響き、

 私は、伝って、、

 

 私はひとりひとり伝って、、

 この場所からそれ、

 あの場所から、熱を、、

 片手に伝えてきている、、

 私はそれを見ている、、

 見ていて、なんと現象は、確かなのだろうと、、

 ひとつの疑問をも、持ち、、

 ここでひとつ揺らがります、

 ああまだきまだき、、

 いくつもの揺れの、

 なかの方、なかの、

 軽やかな時刻の、、

 私の場所、

 私は生まれる、、

 ただ液として、漏れている、、

 声ばかり知れて、、

 私のなかざま、、

 身体ばかり生まれて、、

 このヒのハ、

 ハタに触れる、、

 私はどこか遠いところを見て、

 軽やかにそこで揺らぐ、、

 私ばかり揺らぐ、

 軽やかに私、そこで時刻ばかりを見て、

 無量に、始まる、、

 

 しずかに身体がきこえたこと、、

 私がそうして潜ること、

 からだのなかに入り、はしゃぐこと、、

 点を増やし、、

 揺れを増やし、、

 身体から身体、

 あなたは何かと訊く、、

 私はその場所で応える、、

 これは増幅するのだと、

 静かに応える、、

 あ、そうか、、

 人間の時刻、

 人間の時刻に、、

 あなたは合わさって、

 また身体、

 また月日、、

 あなたは合わさって・・・