2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

<1738>「私は世界の存在の仕方だった」

あたしはただ静かな肌の上に居て、 差す方向、方向を、、 いちいちで伝えながら、来た、 おい、日が隠れる、 存分に呼吸したあと、この裏側に、日は隠れる、、 私を食らって、 私はただ半身を静かにさらして、 そこに寝そべる、 日が隠れたあとの無音時に、 …

<1737>「呼吸より前の場所」

ほら、そこで次々にたく音がきこえる、、 流れのなか、、 ひとつの群衆のなか、、 巡りめぐるその端の景色に、、 一切掴まれている、 私が、という、 私がここに色で混じるのだ、、 そうか、波、、 あれはひとりひとりの電灯が、 ひとつひとつ揺らいだ姿なの…

<1736>「知っている時刻に踊る」

私は知っているところへほうられて、 出てきたのだか、なにだか、 訳も分からないまま、 その物事のなかにいる、、 今の声がその方向へ落ちていくことになれどもそれも知らない、 私は知らないと考えて方角を去った、 私は時間を待っていた、 そのあいだ、身…

<1735>「同じ響きを含む人」

遠くの方から、身体を揃えて、 来る、当たり前の時刻に、 当たり前の表情で、、 来たものをどう触れてゆきますか、 私には、それは、明らかな長い時間を押して来たように見える、、 あれ、そのまま払い、、 そのまま透明になる、 私には、その表情のままの、…

<1734>「花と熱」

あたしはこんな日に、駆けていた、 すぐに呼吸を出して、、 この道のはらにあきらかに出てきていた、、 から、そこから巻き、そこから巻き、、 はげしい時間をさだめて、 そこ、はらなか、、 あ、あたしが持って過ごしていたものはここに熱で、 全部が入った…

<1733>「分かっているが、粗い」

自分がこうイメージしたら分かりやすいということなのだが、 物事を理解したと思い込んでもそれは全然まだまだで、 無知を知りなさい、 無知の知だと、 でこれを私が正しく掴むことが出来なくて、 無知を知るっていうスタンスをとると、 分かっていることま…

<1732>「人間的」

人間的だな、と何処を見て思うか? 例えば、豪傑、豪胆である、というところでなく、 ちっとも豪傑、豪胆でないにもかかわらず、 その方向に動いてもいかないにもかかわらず、 それを良しとし、 これでこそだよな、と言うところ、言うことそのもののなかに人…

<1731>「勉強」

何かを教える側に立つと誰と対峙することになるのか、 小中高大と、ずっと教えられてきた側の、自身と対峙することになる。 これはもう何度も感じていることで、 教えられてきた側の自身との話を進めなければどうもこれ以上先へは行かれないと思うことも多い…

<1730>「もう表面には何もないように見えるけれど」

何とも困難な出会い方をした、 身体はどこに置いていいか分からなかった、 それでも同じような位置につけて、困る、、 次から次へ、生まれる人のなかに入りました、 なに、回っただけで、 次から次へ、肌に馴染んでくること、 いちいちが私の日付になってく…

<1729>「全部が身体になっていく」

よく考えた時刻にはもう、一歩もいないのか、、 私は、 だんだん身体に近づいて、、 だんだんもう身体の全部になっていくところだと思った、、 そんな、 いまから身体にひとつずつなるなんておかしな話じゃないか、 と思う人はいたり、する、、 ご老人、 ご…

<1728>「さてさて、あるものはある」

ただ平穏に日を過ごしてきただけだと思うのは勘違いだろうか、、 あちらこちらへ、移る、、 時間に時間が重なりどこまでも歩いてきているというのは途方もない、 私は常の体温で生きてきていると思っていたがそれは勘違いだろうか、、 私はやはりどこまでも…

<1727>「ここから先が零だと思うこと」

どこからか遠く隔たってきている、 例えば、何かひとつの学校などから卒業し、 そこがそれなりに充実した時間であったとか、なかったとかにあまり関係がなく、 「ここまでの時間が全てで、ここからの時間は零だ」 とさびしい気持ちの中で感じることがある、 …

<1726>「ここに何かある」

ここに何かあります、と、私でない人が言った、、 ここに、何が? さあ、分かりませんが、ここには何かがあります、、 分からないと言われたら困りましたね、どうするんです、、 さあ、分かりませんが、ここには何かありますから、とりあえず進んでください…

<1725>「時間が見えなくなって」

このぐらいやったら変になる、と思うのは、 このぐらいやったら変になる、と妙なところで決めているからではないんですかね、 と妙に思い始めた、 全然身体はびくともしていないというか、 構造の強さを思う、 想像力を駆使する、なんていって、 例えば、今…

<1724>「あたしはただ遊んでいるだけだ」

あたしはただ遊んでいるだけだ、 というと、だいぶてらいがはいるというか、 かっこつけになってしまうので、ちょっと出ないように警戒しているが、 あたしはただ遊んでいるだけだ、 ってやはり口から出るとちょっと爽快なもんだから、言いたくなったりして…

<1723>「暗い日に」

全く軽い手足で持って、 ここへ、一日のありえた形へ、 戻り、、 あ、今はその行先ではないのだな、という、 感覚、しかし、ちょうどこのような曇天で、 皆でバスに乗り、 野球をしに、どこぞの中学校だかなにだかに行かなければならなかった時間を思い出す…

<1722>「現実がよく夢になる」

知らない時刻から、 のびて来よう、のびて来ようとする、 知らない、時刻をきいている、 実は、そのなかで育ったこともあるというのに、 身体のどこかが反応するような、こともない、、 ほとんど、時間を持っていない地点では、 私は何をするのだろう、、 ほ…

<1721>「この前あなたのことを話しましたよ」

これは子どもっぽい話になるのか、別にそうでもないのかはよく分からないが、 私が現実に生きるなかで、出会ってきたあれやこれやの人々を想起することがある、 すると、反対に、頻度がいかほどであるかそれは分からないが、私のことを知っている人々も時々…

<1720>「往復する身体」

あたしが隠れていた、 その、呼吸の中に、、 それぞれの解法を委ねて、 今に来れば、 今に来れば、、 私も、それ以上の呼気は知らなくなる、、 その長い言葉の道行きの数々は知らなくなる、 どこで何がふかれて、 どこから何がきこえはじめるのか、 誰と誰、…

<1719>「まだ起きていません」

やや遠くに出て、 あ、それぞれの感覚を、順番に拾って出て来たのだな、 私は徐々に新しくなっており、 その横に空気を、 よく聞き知ったものを集めて、 空間に、ひとつの手、、 ひとつの姿に違いないものを、そうして、ゆっくりと置いていました、、 遠のい…

<1718>「私には風が来る」

あたしはそれぞれの肌に、当たり、、 こまごまとしたことごと、 私には風が来る、、 それを、そのままにして、続くのを、、 きく、きく、、 は、それか、次々に見えて仕方がない、 私は列を作って、 その、あり得る時刻のなかに含まれる、、 それもそのはず…

<1717>「関係に鳴る音」

なに、身体に来るの、 揺れと、遠くまで、、 どのみちこれはなまものなので、 なまものというのは日々揺れています、 合ったり、逸れたり、、 そんなことを、続けてゆくのです、、 そんなことを、さしてゆくのです、 あ、日が出て、 私はどうだろう、息を、…

<1716>「一点の焦る人」

そこで静かに余るところの、どうやら、、 浮かれ騒ぎを追う、、 時々、この浮かれた波に似たリズムが、、 続き、 続きながら、現時点へ、 明らかに、転がり込もうとしている、、 そうだな、意識は、点で、 点からどこまでも、全体を解釈しようとするのが厄介…

<1715>「呼吸が一枚の層を増やし」

方向のはげしさに打たれている、、 私は、いま、弛緩する、 極度に静かになった状態で、 この場へ転がり込むのだった、 そのそれぞれを、見ているんだ、、 私は垂れてきた、、 ものすごい呼吸のなかから、、 当たり前に垂れてきた、 心はここになく、踊って…

<1714>「土台の上で踊れ」

あたしはその速度までも含み、 大層な様子で、 出てくる、出てくるのを見かけた、、 声を一層倍、遠くに、なしていた、 響く、 誰がいるのかも分からないところで試しに声を放り始めていた、 なにだ、なにだ、、 揺れている、 案内に違いがないもの、 どこか…

<1713>「様子の中へ」

と、聴いたのだ、 何故かは分からないが、 そこから、ちょうど、等しく生きているだけのところへ、 潜り、 何か、当たる、、 めまぐるしい交替のなかに、 ひとり、日を用意して、 そのなかに沈潜していくのだった、、 あ、なに、僅かな当たり、 日も、また遠…

<1712>「思い出す材料」

まったく一息のなかに生きてきて、 またはじめる、 エンジンをここにかけて、少しあたためる、、 なにだ、なんという、、 身体がついているということの涼しさ 涼しさに全て含まれて、、 また私は流れて、歩いている、、 それぞれのなかに育ちながら、 それ…

<1711>「再会と回転」

どこぞへ放ることになるぞと、 ひとつの線を持ち、、 そこへ膨らみながら、入って来る、、 あきたらぬ声をそこに置いておく、、 ああ、昨晩の騒ぎはなんであったろ、 自分の姿に合わせて浮き上がってくるのに、 何度も目を向け、、 それこそ、そのままにのめ…

<1710>「個人の一室で」

多量の日を含んで、 その場に動き、生きているもの、 を、 おい、ひとつ、呼んで、ここへ、落としていこうか、 落としていくものに日を、 含ませて行こうか、、 と、言いました、、 私が内部で、 あとは何も外部環境なのだよ、というところから、 スタートす…

<1709>「層の中で跳ねて、めくれて」

あたしがひたすらその騒ぎに乗ってきているものの、 その興奮に寄って、 その足を置いて、、 身体が、集まる、、 長い時間をあけてここに身体が、集まる、、 私はこれ以上軽くなることが出来ない、 というところまで、 一度は軽くなっていた、、 尋常ではな…