遠くの方から、身体を揃えて、
来る、当たり前の時刻に、
当たり前の表情で、、
来たものをどう触れてゆきますか、
私には、それは、明らかな長い時間を押して来たように見える、、
あれ、そのまま払い、、
そのまま透明になる、
私には、その表情のままの、時刻が、
当たり前に来る、、
あなたがどこかから出て来たと問うことはしない、
それは何も明かさない問いに思えたから、、
そこで、泡が立ち、はじけて、、
そっと、そのなかへ潜る、
どうしたってあたたまってしまう、、
おなじように、さわがれるなかを、
過ごしていたら出て来たんですね、、
私は小さく声を掛けたまま、
その底へ、その底へ、、
こつん、と響きを当てたきりにしていた、、
響いたあと、
無音の場所にしばらくとどまる、、
それは紛れもないあなたの仕方だ、と思われた、、
そこから次々にこぼれて来て、、
僅かな調子をくれた、
私は静かによりかかる、
どうしても安心した、、
ここに長くいる訳ではないのに、
響きの似通い方を、、
そこに含んでいたから、
よく分かるのだ、、
私は、ここで眠るのも同じこととなってしまう、、
その人のなかによく混じるので、
あれも、これも、
よく混じって、もう区別もいらなくなるので、
眠ることとおなじに、、
(しかし不服そうだった)
それは最高度であったのだが、、
どうも、分からないままに、
動いて来たように、受けられたかな、
ものと、ものが、、
この上もなくちょうどにならなければ、
おい、こうすることは出来ないのだと、、
うまく伝えることが出来ない、、
あの不服は、
時間のなかにどのように潜り、、
どのようにさぐりさぐりつ来ただろう、
その物事は当たり前のなかに、
さりげなく浮かんで来、
これも同じ時刻ですかと、
僅かずつ揺れながら問い掛けてみている、、