なに、身体に来るの、
揺れと、遠くまで、、
どのみちこれはなまものなので、
なまものというのは日々揺れています、
合ったり、逸れたり、、
そんなことを、続けてゆくのです、、
そんなことを、さしてゆくのです、
あ、日が出て、
私はどうだろう、息を、増やしもしなければ、減らしもしなかった、、
あたしのところへ潜り込んで、身体を渡す、、
厄介なものを、日々、動かしているという、実感はない、
それが、しかし、壊れるところまで壊れて、厄介になり、
道の上へ、足を染ませた、、
重たく、長い液がおりた、
この重さは、
ひとつひとつの呼吸の、軽さと比べて、、
なんとも不可解ではある、、
知らず知らずのうちに、
夢を見ていた、、
まだ、窓の外は暗く、、
誰もが呼吸だけになっている時刻へ、
ひとりで立って、、
私は一日へ還る、夢を見ていた、、
この、同じ姿勢の、
別時点にいくつもあることを思うと、、
ははあ、なまものだな、、
なまものは無邪気に時間を含む、、
それも多量に含むと思う、
あたしが道の上を歩いていると、
会うはずの人に会い、、
ほ、ほ、
と短く呼吸をかわす、、
それで終い、、
人と人が会うというのはそれで終いなのかもしれない、、
あたしはせっかくだからと店の中に入り、、
なにか話を二、三繰り出している空気のなかへいて、、
音の響きが残るなかへ居る、
それでここへ居させてもらうことが、可能になっていると思うことがある、、
であるから、その、現在として絡み合うときに、
この関係にはどの音が、
どの強度で鳴っているのだろうかと、
思うことがある、
私が、そこで強く弾こうとしてもそれはそのような動きを、そのままにしてくれるものではない、
関係はなまものですから、、
初めて会うときから、
良い音が鳴り続く感触がするのはなんでしょう、、
私はまだ多分に動物なのかもしれない、、
そのひと呼吸の、満ち引きで、
全てが分かるほどにはまだ、
動物であるのかもしれない、、