<1717>「関係に鳴る音」

 なに、身体に来るの、

 揺れと、遠くまで、、

 どのみちこれはなまものなので、

 なまものというのは日々揺れています、

 合ったり、逸れたり、、

 そんなことを、続けてゆくのです、、

 そんなことを、さしてゆくのです、

 

 あ、日が出て、

 私はどうだろう、息を、増やしもしなければ、減らしもしなかった、、

 あたしのところへ潜り込んで、身体を渡す、、

 厄介なものを、日々、動かしているという、実感はない、

 それが、しかし、壊れるところまで壊れて、厄介になり、

 道の上へ、足を染ませた、、

 重たく、長い液がおりた、

 この重さは、

 ひとつひとつの呼吸の、軽さと比べて、、

 なんとも不可解ではある、、

 

 知らず知らずのうちに、

 夢を見ていた、、

 まだ、窓の外は暗く、、

 誰もが呼吸だけになっている時刻へ、

 ひとりで立って、、

 私は一日へ還る、夢を見ていた、、

 この、同じ姿勢の、

 別時点にいくつもあることを思うと、、

 ははあ、なまものだな、、

 なまものは無邪気に時間を含む、、

 それも多量に含むと思う、

 

 あたしが道の上を歩いていると、

 会うはずの人に会い、、

 ほ、ほ、

 と短く呼吸をかわす、、

 それで終い、、

 人と人が会うというのはそれで終いなのかもしれない、、

 あたしはせっかくだからと店の中に入り、、

 なにか話を二、三繰り出している空気のなかへいて、、

 音の響きが残るなかへ居る、

 それでここへ居させてもらうことが、可能になっていると思うことがある、、

 であるから、その、現在として絡み合うときに、

 この関係にはどの音が、

 どの強度で鳴っているのだろうかと、

 思うことがある、

 私が、そこで強く弾こうとしてもそれはそのような動きを、そのままにしてくれるものではない、

 関係はなまものですから、、

 初めて会うときから、

 良い音が鳴り続く感触がするのはなんでしょう、、

 私はまだ多分に動物なのかもしれない、、

 そのひと呼吸の、満ち引きで、

 全てが分かるほどにはまだ、

 動物であるのかもしれない、、