<1718>「私には風が来る」

 あたしはそれぞれの肌に、当たり、、

 こまごまとしたことごと、

 私には風が来る、、

 それを、そのままにして、続くのを、、

 きく、きく、、

 は、それか、次々に見えて仕方がない、

 私は列を作って、

 その、あり得る時刻のなかに含まれる、、

 それもそのはず、

 線に乗って、生きてきたのだから、、

 

 私は分かれて、生きる、、

 呼吸もそこらに、散らばる、

 それでも、長く終われない仕組みを作り、

 見事に線の上だから、

 あとで幾度も拾いにくることができ、

 その度に不思議だ、

 ここで生きている、

 呼吸が鳴るところで生きているという感覚が、

 一枚重なるごとに強くなり、

 ここの静けさはなんとも、不思議な空間となってくる、、

 ここに私は声をかけているのだけれども、

 どう揺らごう、どう続こう、、

 それぞれに声は分かれ、

 もののそばにしきりに座り込む人、、

 この、線の滑らかに、疑問を抱き、ふっと一点へ外れることがある、

 ここへ、立ち止まる、、

 立ち止まる個々の点に対する思い、

 私はその響きのおおまかなところは、知っていると言えるはずだ、

 まったく知らない土地で立ち止まり得ること、

 とどまっている、

 私には風が来る、、

 ばらばらと、ありたけの点がそれで、足元に染みて、

 私は線の中に生まれ直す、

 

 表情をしたいくつものものよ、

 私は上手く巻かれた、

 円を描いた、、

 いくつもが要素だった、

 たくわえられた呼吸がここで生きていた、

 過ぎた、

 私は温度の存在を感じるとそれをいつも腹中にしまうよう心掛けたい、、

 一時のことではなく、

 それが、いつまでも忘れられないように、

 ひとりで、この道へ来て、

 それが、響きであとさきへ続くように、、

 裸でなかにあった、

 私はまったく空洞になれる、

 要素が静かに眠っているところに、

 表情を、集めて、過ごしている、

 まったく声の消失、

 まったくのそらで、

 あなたを繰り返す、線を、点を繰り返す、ここで、、