なかを探りつつ来てください、、
あたしのなかになにほどのものもなく、、
今、
あなたがこの円に加わる、、
ここはまだ、生まれたばかりであるらしく、、
私は、
それぞれのはじまりへ、からだをうつす、、
うん、
そのジのからだのはてに、、
あなたはうつる、、
あたしは、それぞれを見ることが可能な、
ひとかたまりの人間になって、、
こちらを、そっと、、
見つめている、、
ねえ、その、、
いくらか粒の潰れた、、
私が、そっくり重なる方へ、、
ものの、からだを、、
十分にください、
あたしはそれを眺めている、、
これがどこにゆくのか、
まったくもって分からないまま、
じっとこちらを、眺めている、、
あなたはその時刻のなかにいました、、
もう少し見えてください、、
うん、
なるほど、、
だんだんとはっきりしてきましたね、、
あたしはこのなかへ声を掛けたんです、、
誰がこたえるか、
それは知らないけれども、、
あたしはそっくり潜っていったんです、、
私は空間です、、
ただ、
あたりまえに用意された、、
からだの穴なのです、、
どうぞこちらを見てください、、
次々に生まれているところが見えるはずなのです、、
あなたがそうして複数に繋がるところが、
はっきりと、
映るはずなのです、、
あなたはただ落ち着いて、
もののとおんに合わせ、、
からだをはじいていたらいい、、
あたしは跳びますから、
そこで見ていたらいい、
なかになにかありますか、、
沈黙した、
液の静かな流れが、
あるだけでしょうが、、
このヒにいくつも含まれたのだという、
興奮が、
そこにあるだけだとは思いますが、、
あなたが増え、
まろぶだけだとは、思いますが・・・