方角から、
なにもかもが見えるので、、
私は、顔を、、
その日の入り方のところへ、、
少しずつ、滑らしていく、
立ちはじめると、、
どこへやら、呼気と、ともども、、
ここ一面、あたりを打つ、、
その振動が、どこまでも続くのか、、
行方を、一遍見て、、
二遍見て、、
輪郭が、
像が、、
ただぼうとしてくるだけである、、
そこへ像の形、
像が形のない、、
少しのけむり、、
少しの風合いとして、
あらわされて、
あらわされたままに、、
され、時刻の粒、、
香となにか交流する、
香も去って、、
私へ通路、
いくつかの目を用意する、、
香、や、無感の中を、、
歩行者として、
なにげなく過ぎていったりする、、
息を、吸うと、、
まったく見たこともなかった映像が入り、、
私を上手く歌おうとする、、
それに、跳び上がっていくのではなし、、
あたしからも、時刻、粒が落ちていく、
それは、、
方角を見ても、、
方途、呼吸というものから離れ、、
静止するあれ、
あれは目、、
集合から漏れて、、
時折忘れかけた香、を発しては、、
集合の周りを吹き抜けていく目、、
いつか、ばらばらに散り、
散発する、呼気、
そのリズムを聴き取り、、
惑乱した、時間の端でゆらぐ、、
ゆらいでいたひとすじの身体、、
ひとすじのならび、、
なごやかに、、
散発した日の、、
風の流れ方、
私の歩にいくつもの粒が混ざってきては、、
見たこともない描画を立ち上げる、、
ぐらぐらと、、そのまま、、
身体にある通りの揺れを持ち、、
散じた日の映像を、、
無感にひっそりと混ぜている、、