<1466>「必定から火が上がり」

 たいたら火が、

 ただたいたら、からが、からのかぜやらが通い、、

 打つ、

 打つなら、、

 私だかやなにだかかが、

 はらはらはらとほどけ、、

 数多ある行きのなかを通い、、

 そこから、うたい、、

 そこからまた私が跳ね上がってくる、、

 跳ね上げの香をまともに受け、

 はらうはらうはらう、、

 

 私、が鉛、

 時々、刻々と、、

 身体を、ひろさ、、うずめき、、問うている、

 どこか遠いとこへ出やしないか、

 はらはら、はらと、、

 断然香が、立ち上がりやしないかと、、

 問うかたち、、

 身体が、流れていきやせぬか、と、、

 うたうかたちへ、、

 

 ほ、・・・ほほ、ほほ、、

 なにかとたきあがら、ばや、

 くれば、、

 私、それに、あなたなのでなく、、

 流れていく香が、一定なのでなく、

 必定なのでなく、、

 うたがいを多分に含んでいくのを見、、

 そこへ互い違いに揺れ込んでゆくのを見、、

 必定へ、はらはらと、、

 身体から火が上がり、

 火が、上がり、、

 

 そこへ声が溶けてなくなるのを、

 じねんの姿勢で、、

 僅かに問うとする、、

 僅かに問うていたら溶けてやわになったものの、ふく、ふくと立つのがこちらにも聞こえてくるとする、、

 聞こえてきたらどうだというのだろう、

 どうだと、、

 上手く染み通りましたよと一声掛けてゆくのだろうか、、

 それは、、

 きこえたあとも生きるのだろうかと、、

 

 目に留まり、

 ほうほうと体温を高めてゆくことの末に、、

 真一文字に立って、、

 肌が合わさり、

 ふく、ふつと通うなかへ、、

 身体があらはれて、、

 ほ、ほ、ほ、と、、流れの跡をたどりながら、、

 声を掛けるとする、、

 一音を、見事に掛けるとする、、

 すると、、

 私は振るわされているだろうか・・・、