<1476>「粒から呼吸が出て」

 たいそうに物を提げて、、

 物が隅々まで続き、、

 過去から流れ、、

 転び、転び、、

 かるやかな端を招び、、

 たいそうに大仰に物を提げて、、

 あきれかえるほどに凝集、、

 身体を受けて、、

 いまいちはやくここへ呼吸をし出す、、

 でんでん、だら、

 だらだ、、

 ままで、そこに、すぐ湧き出す、、

 いくつもの湧き立ち、、

 あらはれながら、、

 どうどう、どう、、

 

 物が招ばれてぶらさげられたままで出てゆく、、

 なにとはなく僅かで、、

 なにとはなく激しく、、

 ここへ招ばれて来、、

 そのままで転べ、

 転んだら小さい粒、より粒のものが、

 あちこちへ散りな、

 あちこちへ散りなと、、

 散っているものはたんたん、たら、たらたら、

 ここからまた違う、、

 ひろがりの違う響きのなかへあわさり、、

 そこで当然に、

 そこで大袈裟に呼吸は始まること、、

 長い、長い、、

 それでたくみにあわされた粒や粒が、、

 さけぶ、さけぶ、、

 声なとあとへ続く、、

 たらたらとなり、たらたらとなり、

 

 あたしは物を提げて、、

 おおいな身体をアけながら、、

 まったくそのなかを、、

 まったく吹きすさむようになる、、

 だらだら、、

 ようよう、、ならせならせ、、

 あたしだってこのかたまりに、

 ふいと音が始まって、、

 全くどこまできこえるのか、

 きこえて、、毛が僅かに立ち出すのか、どうか、、

 それを、、ただひとつの手で見、、

 手は混ざり、、

 諸方の肌を撫でるけれども、、

 だらだ、だらだ、、

 あたしは、、

 たった一方向を、、指して、

 指を差して、、

 爆発的に笑うのだ、、

 だんだら、だんだら、、

 はてのないからのところへ、

 途切れなく吹くものがあたって、