一人の線員がいた、、
どうしたって、、
豊かに、火を持って、、
線のちょうどうわべ、
まともに浴びて、、
そのまま、線員は、なんどとなく、、息をする、
息をすると、、
私に、火の中の語りが生まれて、
月日が大体、
大体の明るさになり、、
そのまま、見えてくる、
私に、歩行があり、
熱があり、、
いずれもが、この日を捉えて、そのなかに、見えている、、
息をすると私ははだけた、
はだけのなか、、
遠い気配のなかに、、
しっかり立ち、、
なにか、不自由のない、、
音にさらされない、
そういう場所へ、
歩をついている、、
ついてゆくところ、ついてゆくところが、、
ためらいもなく割れて、、
割れていると、
底の方から、、
無音の熱のしつらえが、
顔をのぞかせて、、
とくに、とくに組みいろうとするのを、
立って、受けるのを、、
有意識が、
ここからいちばん遠いところでも鳴るのを、、
線員は、線の一部となり、聞いていた、、
身体をごうごうと鳴る場へ組み換えて、、
その、かつて線であったもの、、
切れ端など、、
どのような、態勢で、、
知っているばっかりに、、
かつてから、さらに遠く、、
線の跡を、、
まったく黙り去って、、
少しのけむが、、
それも、、
私の端にのぼり、、
端のなかで僅かに香ること、、
香りと、、
私のけむのなかの日、と目、、
に、、遠慮がちに触れる仕草、、
仕草、がただ膨らむ、、
身体がなにとはなく見えて、、
ただ確かめ、、
ひとつの振りをして、、あらぬかたへ走りながら・・・、