<1458>「一滴に、途方もない」

 ついて、ついて、行く、、

 つられて、、そのまま、

 出てきた、

 大仰な穴、、穴は、静止する、

 黙って、、だら、だら、と、口をアけて、そこに待っている、

 見て、ついていった、、

 大きな口をアけて、、

 

 一滴二滴とそのなかへそのままに続くと、

 黙って、

 私が見てる、、

 こんな長さ、、

 静かになり、線が、自然に、真っすぐに張られて、

 そこを、

 なんどか、、身体だけで張りながら、

 流れ、

 巻いていく、、

 巻いたところから、素直に溢れていく、

 かえる、

 なにどきへ、どうと、いちどの量で、、

 

 量は、少し、時間を変えて、、

 そのときその場へ、でんと続くものを持っていて、、

 ひらたい、

 手のひらたさを、、どうと覆ってしまう、、

 ああ驚いた、、

 よくは分からないけれども、、

 ああ、ああそうか、

 驚いたなあ、、

 なあ、

 

 と、この、方途の片側で、、

 目前を、じりじり、 じりじりとまわり、、

 熱をたくわえて、、

 いずれか、

 いずれをか、さして向かい、、われていく、、

 われていく、隙間へ、、

 熱がさし、、一、二滴がさし、、反応がさし、

 この方途へ、、

 この方途の熱の内側へ、

 身体が差す、、

 光りがこぼれる、

 

 あなたがうち、うち、というところを、、

 自然に垂れて見つめようと思っても、、

 途方もなさ、、が一点に凝縮されて、いるのを見て、、

 ああ、これはなんのことだろう、、

 見ているのはなに、と思う、ただそれだけ以上へは、行かれないと、、

 掘り込み、、

 さぐっても、

 前の前の前の、、地表面が、、ここで踊るだけだ、、

 ここで身体を振って、、

 あなたのうちのよく垂れるところが、、

 ここへ来て、踊る、、

 そうには違いない、それで、驚くにも違いない、