<1465>「息を容れて跳ねる」

 まだしも日が延べ交わされているまに身体、姿が映る、、

 映り、、

 あたしは、はい、と声を掛けたまま、、

 順な、順な行き来のなかへ、静止して、、

 言葉を、仕草へ、一様に戻していた、、

 私は姿を立ち、、

 私は声をあげる、、

 うたの向かうほうへ、、身体が、

 投げ放たれて、、そのままになっているところへ、

 順に、順に、、

 起こり

 

 先程から、、

 絶えて、、

 短い時刻が、

 ひとりの人間のもとを、たんたんと打っていると、、

 それは、幾時日の構えを無くして、、

 モオションも、

 空気もない、、

 肌へ、、内側からで、、

 縦横に染み通って、

 もう何の音もせなくなったところに、、

 吹かせる、、

 このような、身体の行き来を、

 ここへ、持たせる、、

 身体があいた、、

 ほらに、伝わる、、

 まだ息があればその僅かなささくれだちさえ、、

 なかへ、

 順に、順に、伝う、

 それにこたえなだらかな、

 起こり、、

 日の中への、

 ひとりの歩行の仕方、

 

 活、活と歩き、

 音がする、、

 音がもう私の肌とおんなじになってしまい、

 生きていて、跳ね返る、、

 身体に、

 息をいれて、跳ね返る、、

 跳ね返った先へ、

 軽やかな肌が続き、

 軽やかなうたいが続く、、

 そのほう、そのほう、、

 まともに目に見えて、、

 いつはなやかに去るとは知られないものの、

 おん、おん、、

 よう、よう、

 身体のなかというなかの、いっさんな走り、

 走りは音を消している、

 消していると、、ようよう誘う、、

 ここへ身体を、姿をかし、かし、

 あらわれるとうたう、、

 しかし軽さに染み通ったものの落ちるけはいを聞くかと言うと、

 なにともそうではない、