あたしはその声の裏に、
次々に姿を見せる、
ほら、と、、
当たり前の軽やかさで、、
このなかにいる、
このなかから生まれる、、
あらためて流れ、
あらためて育つ、、
そんな場所にいる、、
わたしは社会なのか、
わたしは網の目なのか、、
いまいちよく分からないまま、
ここで生まれている、、
からだのなかにきて、、
私は複数の、
そのものごとの、
なかに来て、、
ただ存在を過ごす、、
存在のなかを通るようにする、、
あ、なんだか、、
時刻が軽やかに浮かびあがり、、
私はそれを見ていた、、
私にはそれがいくつもの映像に見えていた、、
のだ、
時刻が進む、
私はただはだかで放り出されていて、、
ここがどんな声になるのかも知らない、
ここがどんなさみしさになるのかも、
振動域の、普段の姿、、
何を育てている、
何を見つめている、、
あなたは時刻に湧いて、
そこへ、丁寧に声を掛けますね、、
これが裸かしら、、
これがそこに通る、時刻というものかしら、
沈黙したまま、
そこに生まれていく、、
私は肌で、
時刻のなかですばやく、、
実は、単純に揺らぐことが出来、、
私は見つめ、、
そのなかみのなか、
ひどくとけ、、
からだはしずかにきこえ、、
私は見る、、
私はその行方を見ている、、
せっせとまた形を作る、、
時間という区切られた、薄い板を、
つくり、
一枚一枚重ね合わせていく、、
私の時刻はそうなのだ、
過ごしていることが、おそらく、
そのままでそうなのだ、、
私はここで迎えた・・・