<2449>「存在の全てがひらく」

 私がどこか、、

 その知らせのなかから、

 漏れてくるのを、

 感じて待っていたとする、、

 その通りに、漏れて来て、

 私は気がついたのだが、、

 特に何も、

 変化がある訳ではなかった、、

 私はただ自身の指を、見つめていただけだ、、

 この静かな時刻のなかに潜り、

 あなたを感得していただけだ、、

 

 ヒが、ここから、

 当たり前に流れ、、

 あなたの底を通る、

 ものが見える、

 あたしは中が見える、、

 中は見えるだけ、

 身体ごと、見えるだけ、、

 それぞれの意識の端、、

 すっかり潜り、

 またいつものように浮かんで来ては、

 身体へかえる、、

 動きの跡、

 そのそれぞれが、

 そっくり見えている、、

 わたしはほうけて、

 この跡のなかの踊り、

 口をくわえて、、

 リズムがそこへ、

 ひたすら、ひたすら、、

 あなたは誘う、

 透明な穴、、

 私が潜ること、

 私がきこえること、

 私が存在の全てであること、、

 そこに含まれ、、

 私はひらいた、、

 なに、

 言葉の在り処、

 そこにひらいた、、

 身体ばかりはやく、、

 

 我を忘れて、、

 ここが別の通路だと思い、、

 身体を預けて、

 日々を吸い、、

 道を吸い、

 生きた塊を吸う、、

 からだをつけてくれ、

 からだをここに、、

 あなたがふくらんで、

 そのさなかに、

 あたしは全部で駆ける、、

 潜る、

 潜るからさ、、今に身体・・・