昨日の続き。『MURDERER』を観てきた。
ちょっと観ている間は、とっつきにくいというか。
これは何なのだろう、とうんうん考えるような感じだったけど。
構成とか流れの唐突さとか、起きたはずのことがリセットされているような感じとか。
あ、これはなんか個人の夢のなかの、トラウマ的なものを処理している感じに近いかもしれないぞ、と勝手に自分で設定してみると、ある程度振り返りやすくなった。
MURDERER、殺人者。
これも、実際に人を殺すこととして考えるより、人間が経過するイニシエーションの比喩としての殺しとみると、分かりやすい。
訳も分からないルールに従い、何かを殺さなければならない、という在り方自体が。
殺人者を自己のなかに組み込むという仕方自体が、大人への階梯を渡っている人間の姿に重なる。
なぜこの舞台を観に行くことになったのか。
偶然、「murderer」という詩を、思いついて書いていた、という経緯が私にはある。
それで、murdererという文字列で検索をかけていたら、この舞台がヒットしたのだ。
こういう偶然は掴まえようと思って行ってみた。
不思議な偶然。