それっ、それっ、、
・・・、はい、当たりました、、
うん、なに、当たってしまえば、おれは、そのまま、帰ってしまうのだ、、
しかし、一体どこへ、、
私が吹きたいだけ、ちょうど吹いてくるんです、、
でも、一体何をしに、、
肌を、更新してくるんです、、
これはしかし誰も吹いている時間ではないのではないでしょうか、、
私は、肌に当たるために吹くんでなしに、肌を更新するために吹いているんです、だから、誰彼がまったく通りを吹いていない時間であってもそれは構わないのです、、
更新された肌をまとい、どこか、気持ちがうまく張りつくまでに少しの時間がかかる、、
そのような道を、歩いている、現在だと思いました、、
現在から剥がれて、更新されてくる、、
新しいもの、内側、内側は、より暗がりで、もうほとんど見えないほどの前を、含んでいると思えるのです、、
含んでいたものが続々と現在の顔に馴染んでくるようでした、、
すると、外側、外側からあたるためにあらわれ、ああっ、あたっ、あたった、、
・・・、ト、しかし、そんなに激しく突き当たるもの、なのでしょうか、、
私は、息の送り、出たり、入ったりするときに、、一切のおもてが、うまく吹かれて、様子をそれぞれに変えるのを、、
僅かに眺めているのだと思いました、
眺めているところから現在が順次剥がれていく、、
そのさまを、じいっと観察せる、、
私の肌の眠りの遥か上あたり、、
いちどの時間に相応の肌を持ち、、
うたいながら過ぎること、
相応の、相のあらわれ、
(ああっ、こんなふうにして、あたりまえにあらわれやがって、、えい、えいっ、どんな、どんな顔をしているものであるか、ひとつ見てやれ)
静かな、それでいて、水が少しあたたかく、なる、、
唯一無二の、現在という場所へ、、
限りのない運動がでらりと存在して、、
めまぐるしくも生きている、、
ああっ、なんで、なんでい、生きていたよ、
こちらは、それでは、はっきりと見つめることにする、、
上手く吹きなよ、、
順次持っている身体が流れるのだって、、
それは、それで、知っているよ、風が吹き、
相応の速度を持つということは、
それぞれが、剥がれて、流れてくるということでもあったのさ、、
それをあたりまえに見なよ、、
なにさ、見ている、、
それでなくても、私は、諸方から鳴ってきて、、
存在をあらわにするのだと思えたが、
どうだろうか、、
よしさ、よしさ、、うまく当たった、、
今現在は、とても剥がれかたがいいや、
上手くとおったのだよね、、