幾渡りも幾渡りも続いて、来た、
そのままの表情で、
通り、、
どこまでも先、
私は次々とそこに表情を貯えている、、
幾平行、幾流れ、、
傾きをあらわし、
幾渡りもつけてきているところから、、
先が始まり、、
浮遊が始まり、、
その響きのなかに生まれている気がする、、
方向の誘い、
傾きの誘いを、、
ずらずら、ずらずらと、受けて、
あそこから静まって、あらわれて来た、、
訳だ、、
どの日を色付け、、
どの日から、割れ、て、
一様の肌、
一様のメッセージ、を、ここにつけたんだ、
傾き、、
それはいくらも崩れていた、、
崩れていた、ところにしか、風は、届かない、、
目一杯を、吹く訳にはいかないから、
歩き出し、の地点のひとつひとつに、あらわれ、、
平気で流れている、、
なにもかもがきこえてくるところに、、
肌という肌が生きてきて、
遠くなった、いちどきに混ざるけれども、
遠く、どこかこのように崩れている、けれども、、
そのままの細(こま)いさ、、
私はちょうど吹くものの真ん中へ、
ただにあり、
ただに平衡の思いをひろげていた、、
平衡の姿が、
長い時間を作っているのだと思うと、、
揺れがないのではなく、
傾いた、ところでの安定が、ない訳ではないのに、、
相も変わらずに平衡の姿が、、
その場へ、ずらりとあらわれて、
私は顔の中を往く、、
はらはらとした、
もののいくさまいく過ぎ方に、
身体を容れて、、
なにやら諸方や、
なにやらのうたいや、なにやに、、
そっと響きを合わせた、
誰、何、ここを姿とともにあらわし、
てくる、
ているそのままのもの、
表情の見える、、
ひとつひとつの歩を、持ち合わせ、、
そこから行く、どこほうへ、
そこから行く、、ひらけている、