2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

<1834>「印を受け」

ただそこに私は歩を向けて、、 一量で揺らぐ、 そのかてのなかに全ての装いを含み、そこへ、、 静かにつらなる、、 そこにはげしい、声を集めて、、 一量で、巡る、、 一量で、うたう、、 たれかなき、たれかこのうたをうたって、、 私の線のなかに上手く混…

<1833>「白い声の膨らみ」

あたしはただの印を持ち、、 遠方へ、黙り、、静かに降りる、、 ひとつきこえて、 私はそのしざまのなかにただで入り、、 うたをうたう、、 身体が、いくども鳴り、、 私も地方へ、、 ディー、ファンへ、 あたりまえに紛れてゆく、、 その瞳の明らかさ、 色…

<1832>「面が立つ」

わたしが隙間をうかがい、、 そこから液の垂れて、 いる方向を指す、、 またあたしは手のなかに紛れて行き、 そこにある姿を掴む、きく、、 揺れてあるあなたの、 存在のなかにほぐされて行き、、 私は波を持つ、、 水面が、立ち、 私はその、白く打つ、波の…

<1831>「振るう花、身の記憶へ」

底に砂、底に水、、 身体が触れて、、 私は、ひとつの装いで生まれる、、 つちのなか、 あたしは、地球のなかに逆さまにねころび、 まどろむ人に、、 どこから、(一体) どこからその花を持ってきたのですか、 とこう問うている、、 存在は、粒になり、答え…

<1830>「花と人」

あたしはそこにある響きを知らない、、 さらにさらに紛れ、 ものがよく通るなかへ生まれた、、 あたりまえにある暗い、 真黒な道へ、 静かに身体がのびてきた、、 そこに白い花が、 一輪咲いている、、 私はその揺らぎのなかへ静かに混じり、、 さあ、あなた…

<1829>「私は種になります」

水の上に身体をのべ、、 あたしは、静かに浮かぶ、 白い髪を垂れた人が一歩、また一歩、とこちらへ向かい、 私の横で止まる、、 私は起き上がらなかった、、 その人はしゃがみこみ、、私の耳元へ来て、ひと言、ふた言つぶやいた、 私は総身が空になった、 白…

<1828>「皮膚の外へ生まれ、当たる」

このつちに静かに漏れて、、 なにか、長い呼吸の、手立てとなるものをここに、 べたべたと、ひらきはなしにしておく、、 おい、私は長くほうけて、 身体の中に続き、 そこからただあたりまえに線となり、ねじれ、、 音が始まる、 私の中でこの、音が始まる、…

<1827>「渦と、乾の声がある」

あたしがまた渦のなかに生まれて、、 長い、長い、呼吸の粒を得て、 一量で、ここへ連なる、、 私はさわぎのなかへ今まっすぐにひらき、はじけてくる、、 なかに揺らぎ、、 なかから醒めて、 あたしはこの方途のなかに明らかに来てしまった、 それは葉の中、…

<1826>「微笑み」

あなたはそこに微笑みを置く、 どこから生まれ、 そこに柔らかさが置かれるのか、、 私はその場所へ、身体全体で、長い時間立っていた、、 今ここから消えるのに、 あなたは生まれ、、 あなたは長い微笑みでもってここにあった、、 私はその優しい光をいつも…

<1825>「無声(2)」

とても巨大なものに常に対していたと感じるのは、私が大人の腰の高さぐらいしかない子どもだったからというわけで、、 そうすると、私のなかの点の記憶も、 実地を辿れば巨大ではないのかもしれない、 ということに、気づくのは嫌ですね、、 嫌だけれど私は…

<1824>「無声」

まだ幾月も経っていないのですか、そうですか、 私はとっくにその時間のなかに紛れて、、 もう劫を経たのだとばかり思っていましたが、そうですか、、 まだこの月日のうちですか・・・ 私はこんな話からものをひらくのをなんといたしましょう、 これは親しい…

<1823>「点を、道にする」

私はその手のなかに静かな時間が握られていることを信じるものです、 だから、陽に当たり、 そのままでのび、、 まったく動きも何もなくなって、 まっすぐにそこへ立っている時間のことを、ひとつ思うのです、、 私はなにげなくここまでのびてきて、 なにと…

<1822>「相が粒になるまで」

その地に染まる、、 私はカホウを見て、ひとつ、ひとつ、言葉をはき、、 ここへひきずられて来る、、 なにやら、たくみに積み上げられた、流れが、、 ここらを、順番に、打つと見えて、 なに、なにと言うべきものの、うたいなど、、 その地に含み、、 わたし…

<1821>「私が人間に入る」

この道筋に足る風景ならばいくらも持ち合わせているはずだから、、 ひとつひとつまた内に含み、それで、寄越してください、、 私が人間に入る、 すると明かりがつく、、 明かりを頼りに、ここへ、滑るようにして、出てきた、、 なに、歩が溜まる、 歩がその…

<1820>「微量時へ渡る」

分からない、 何故粒がこのような形で生まれ、 溶け、 混じり、方向もなくなるのか、、 身体を放り出し、 そこで次々にものもたくらまれているのか、、 何事へ何事へ当たる、 私は静かな視線のなかにはいり、、 間近で点滅するものをただにおさめた、、 おい…

<1819>「自体の粘性へ」

あたしが手で包むと、存在はそのなかで回転し、静かに音を立てた、、 長く、長く巡り、ここに身体の音を呉れるらしい、、 何物にせよ、煙を巻いて、、 そこにあらわに図、あらわにあなたの表情の正面が、、 うつって、うつって、消える、、 煙と匂いだけを残…

<1818>「かわき、生まれる」

あたしは肌の中で軽く、 またその言葉の流れるなかにひといきで混ざる、、 なにだ、なにだ、そこを見て、 静かに揺らいでくるのだが、、 私は見ている、 えい、その身体のなかに集まるものを見ている、、 そうして、静かに生まれるものを、 私はここで振動し…

<1817>「印の中で生まれ」

あたしがその身のなかで全体量を振るう、、 そこから垂れてもの、あたしより先へ、 過ぎて、過ぎて、 今と言わずにここへ漏れ、、私の先へ続く、 なに、手を出して、、 まともに垂れてくるものとして、受く、、 あたしは受く、 ひとつの垂れを、、 この身体…

<1816>「内の存在量へ」

あらくつける肌に、巻かれ、、 それぞれの方途を静かに見せ、ここへ映る、、 なにがな、そこへ、、 一量で知られて、私は揺らぐ、、 一量のほうけのなかに姿を見せている、、 あれ、私は剥いで、 そのなかを嗅ぎ、ここへ映ることにして、、 そのままひとつの…

<1815>「面の裏の冷たさ」

このあたりへいつとなく、なにとなく揺れかかっていた、、 確かな知らせから、知らせへ、あたしを移し、 ここで今の身体の代わりをさせようとする、、 ああ、そこに声が混じる、 あたしがただ肌を当ててそこへ続くのに、あなたは、 上手く沿って、、 物事の…

<1814>「そうして声は続く」

そこへ軽い裸体を持って浮く、 軽々と、 またそのなかに私の姿を見留めて浮く、、 ある場所へ渡り、私は、幾分とも言わずその全体を渡していた、、 なぜかそのときの様子がまた無形の映像を結びこちらへと絡まってくる、、 私はそのなかにほうとためいきをつ…

<1813>「肌の中の粒、無時間の粒」

は、は、私は、ここに立つ、 そのさわぎの中心に、ひとつのヒを置き、、 私はこのなかに巻かれる、、 あ、ひとつの殻、、 私は、大きな波と、そのいちいちの粒に、 上手く一致し出していて、、 は、ここに身体が立つ、 ひとつのさわぎのながさにそれを置き、…

<1812>「一量へ向かう」

その境に、ひとつひとつ立つもの、 私はいくつもそれを手に取り、、 過ぎてまわる、 私はそのなかでまた新しい熱を獲得し、、 過ぎてまわる、、 そんなものでもここにひらかれて、、 いくついくつと数えながら、 私の中へ向かう、、 それは姿、それはまどろ…

<1811>「仕草を編み、身体を溶く」

そう、最初から、染みてきて、、 私は、いつともなく、なにともなく、ここへ通った、、 あの、ダイジの、仕草がここへ垂れて、 私は、通った、、 ものもそこにうずまるべき、、 そこから方向に、誘い出されるべきと、 ひとり、ひとり、、 今ここに呼吸が当た…

<1810>「骨を含む、風が起く」

その肌をえらみ、、 まだ生まれてもいないところからあなたの表情が、 いくつも映り、 いくつもとける、、 まだ私はそのなかにいて、ものをさぐる、、 私のなかにあって次々に渦巻くものを、 順番に手の中に込めて、、 揺らぐ、揺らぐ、、 私はそのなかに方…

<1809>「一量の出自」

そこに、私は一量で紛れて、、 ただに続く、、 そくから身体を出し、転げ、、 僅かな表情を見せる、 この動きはどこに潜るのか、 私は多方のことを知る訳ではないのだが、、 どこから、どこから、、 流れる隙間、流れるうたい、 に、あたりまえにはられてい…

<1808>「身体が漏る」

かのなかに出でて私はそれをくらう、、 すむものごとのなかにも混じり、 私は底から、ものとおい音、身体の流れに、、 私の手はそう、、 それらを静かに縫い合わせ、 見事に回転のなかへ進んで行きました、、 私はそのなかに放られ、 ただ、ジを見ている、 …

<1807>「集合する熱から、粒へ、」

私はただ、そこから漏れ出しただけで、、 なかに関係がなくなる、、 私はだんだん、その現場性から離れてゆく、 ひとつの粒になる、、 なにだ、こんな小さいものなのか、と、、 ひとつの場所で揺らいで、ひととおりの声を掛ける、、 なにだ、私はひとつまで…

<1806>「器の肌と熱」

あたしのなかざまにただに揺れて出よう、、 ものがそのなかにひらき、 ただ私のなかへと移ろうとする、、 かぜかたちの、なかざまをとらえる、 私はそこでだんだん空洞化し、、 見事な器の肌になるところまでゆく、、 なに、なに、道が、ここにあいて、 あな…

<1805>「溜まりへおりる」

何故だかその時刻に真っすぐ当たってしまい、 私は、そこで溜まる、、 色は濃くなり、 何故だかそのなかで生きている あたしはそのなかで巡り、 ひとつの炭のかたまりになってここに出てくる、 は、長くかたまった時刻が、、 水にまぶされて、緩やかに緩やか…