<1822>「相が粒になるまで」

 その地に染まる、、

 私はカホウを見て、ひとつ、ひとつ、言葉をはき、、

 ここへひきずられて来る、、

 なにやら、たくみに積み上げられた、流れが、、

 ここらを、順番に、打つと見えて、

 なに、なにと言うべきものの、うたいなど、、

 その地に含み、、

 わたしはこの土台の表情を受け取る、、

 ひどく長く、、

 ここでジの振れを引き受ける、

 身体のなかに差し、うずまり、、

 私は方途となり、

 そのままじんかんに浮かび、、

 長い、長い身体を成す、、

 

 私は僅かな揺れのなかから生まれ、、

 ひとつの粒のなかで浮かびました、

 あたしは相を受け、、

 どこかへ、小さく畳み込んだ、、

 その浮き上がるしぐさから、

 私は、上手く、声になるだろうこと、

 私は、こもる音響のなかから、

 何か一定のものに触わり始めるだろうことを、

 ここに確かめ得ました、、

 静かに一日の上に立ち、

 あなたの生活のなかで眺める、、

 その青い光を、、

 明らかに、わたくしは呼吸しました、、

 いちどきに響いてきて、

 なにや、なに、

 ここから湧き立ってどうした仕草を取るものか、、

 小部分が、外から合わさると考えるのは少し違うようでした、、

 まずものの分けて分けて、分かれて、、

 ほうけた意識は、遅れて、

 その時間の数々を掴まえました、

 あたしはそのなかに生きていて、

 踊りを踊る、、

 

 行先は、どちらですか?

 私が、経過してきたところを、ひととおり、まわってもらいたいのです、

 なるほど、、ではそう致しましょう、、

 私はこの場所へ来て、何かを感じるということはなく、

 ただ、あり、これは、夢でもあり、

 今ここで時間を過ごし続けてきている現在でもあることをおぼえ、

 長くほうけているのでした、、

 これはとても後の方ではっきりとしてくる、、

 どこかは分からないが生きてくるのだと思いました、、

 現に、わたしがこうして案内を頼むからには、そうでしょう、

 まったく具体的な生活の話に入り、

 これはまた、別の面の話がはなやいできた、

 しかしこれもまた、夢になるにはずっと後の方である必要がある、

 またそうしたら、案内を頼むでしょう、、

 ひとつしかないものが、ここまで揺れて出たのですからには・・・