その肌をえらみ、、
まだ生まれてもいないところからあなたの表情が、
いくつも映り、
いくつもとける、、
まだ私はそのなかにいて、ものをさぐる、、
私のなかにあって次々に渦巻くものを、
順番に手の中に込めて、、
揺らぐ、揺らぐ、、
私はそのなかに方途をたくわえ、、
この、無数の連絡のなかへはいってゆく、、
知らない、ある道順から、
どうにも、そのなかに、静かに生まれて、、
あたしはまた粒のなかにはいる、、
流れて、流れて、、
あたしは肌に静かに接近する、
この果てのなかにいる、
、先端は、涼しい。
私は、涼しい。
あたしの身体のなかに重なって、涼しさのなかへ抜ける、
あれ、あれ、、
静かな日のひらき、
私は身体ごとここへ流れ込み、、
また無言で印を付ける、
印を付けたさきへ、視線が動き、、
なに、しばらく留まっていた、、
しばらく視線がそこにいて、、
私はそこでも、永遠を、どうやら持ったらしい、、
なにもかも剥がれて、、
まったく関係がなくなったあとで、、
ひとつひとつを辿ろうと思う、、
そこで、家屋も剥がれ、、
私はその地肌の浮き沈みに、
静かに歩をつけていることになるか、とも思う、、
私はこの地形の、起伏のなかに生まれた、、
骨から風が起き、
今ここに吹く、、
今わたしの身体のなかに黙してはいる、、
私はそれを含み、、
静かな装いのなかにすべりこんだ、、
はれて、ふれる、、そのいくつものてあいに、、
踏み込んで、続いた、、
私はこの時刻に、用意された、、
骨の匂いを含んで、、
また打たれ、揺られ、流れて、、
静かにその様相のなかへ、
またはいる、、
あたしはこの起伏のなかを通って出来上がった、、
また漏れ、浸透し、、
いちの流れからは違う姿に、、
静かに出来上がって、
またこの地肌から静かに呼吸を受ける、、
だらだら、だらだら、、
あたしのながれが今に生き、、
その上をまた駆く、また駆く、静かに骨が起く・・・